今日の為替市場ポイント:株安警戒でドル・円は上値の重い展開か
[14/04/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
先週末25日のドル・円相場は、東京市場では102円19銭から102円50銭で推移。欧米市場では一時101円96銭まで下落し、102円15銭で取引を終えた。
本日28日のドル・円は、102円前後で推移か。25日の欧米市場で主要国の株式相場は下落しており、28日の日経平均株価は反落する可能性がある。株安を意識してドル・円の上値はやや重くなりそうだ。
25日の欧米株式市場は総じて株安となった。ウクライナ情勢の緊迫化への懸念が高まり、リスク回避的な取引がやや活発となったようだ。ウクライナの国防相によると、ウクライナとの国境地帯で演習をするロシア軍の軍用車列が一時、国境1キロ地点まで接近したもようだ。また、ウクライナのヤツェニュク首相は、「ロシアのウクライナへの軍事的侵攻の試みは欧州での軍事衝突につながる。ロシアは第3次大戦開始を望んでいる」と述べ、ロシアの対応を非難した。
ロシアの行動に対してウクライナ暫定政権が危機感を感じていることは疑いないが、暫定政権は欧米諸国の対応に不満を感じているのではないか?との声が聞かれている。一部関係者の間からは、欧米諸国は、ウクライナ暫定政権に対してロシアの行動に対して過剰に反応しないよう要請しているとの声が聞かれている。
ウクライナ情勢が短期間で好転する見込みは小さいが、ロシアとウクライナの間で偶発的な軍事衝突が発生するリスクは除去されていないことから、短期的には、主要国の金融市場の不確実性はさらに高まる可能性がある。
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