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前場に注目すべき3つのポイント〜ゴールデンウィーク入りで決算手掛かりの短期売買に

注目トピックス 市況・概況

28日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:こう着感の強い相場展開に
■外資系証券の注文動向:差し引き250万株の売り越し
■前場の注目材料:ファナック<6954>、今期営業利益計画は2042億円とコンセンサスを上回る

■こう着感の強い相場展開に

☆日経225想定レンジ:上限14450円-下限14250円

今週は一段とこう着感の強い相場展開になりそうである。25日の米国市場はアマゾンやブロードコムなどの慎重な業績見通しが嫌気され、ダウ、ナスダックともに下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比130円安の14330円。円相場は1ドル102円15銭辺りと円高傾向で推移していることもあり、手掛けづらい状況であろう。

また、先週末からゴールデンウィーク入りとなったこともあり、短期的な売買が中心になりやすいと考えられる。ウクライナ情勢の緊迫が警戒されるほか、日米の金融政策への関心が高まりやすいなか、飛び石連休によって積極的なポジション取りは限られるとみられる。週末には米雇用統計が発表されるなど、重要な経済指標の発表が多く控えており、これらを見極めながらの相場展開となるため、方向感は掴みづらい状況だろう。

注目材料としては30日に日本銀行が政策委員会・金融政策決定会合を開く。経済・物価情勢の展望(展望リポート)を公表し、黒田総裁が会見を行う。展望リポートでは前回の物価見通しを上方修正するとの見方もされている。日銀の政策決定会合ではこれまでもイベント前に動意付き、現状維持、早期緩和否定発言などで売り仕掛けられる状況が続いており、今回も同じパターンになりそうである。

決算発表については、28日、30日の2日間で300社弱、5月1日から9日までで約1000社の発表が予定されている。決算企業を物色対象とした日替わり的な短期売買にならざるを得ないだろう。もっとも、短期資金が一極集中しやすく、株価が過剰反応をみせてくるような銘柄については、冷静な対応で押し目を拾うスタンスになりそうだ。

■外資系証券の注文動向:差し引き250万株の売り越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1560万株、買い1310万株、差し引き250万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

4月21日(月):140万株の売り越し
4月22日(火):210万株の買い越し
4月23日(水):650万株の買い越し
4月24日(木):210万株の売り越し
4月25日(金):480万株の売り越し

■前場の注目材料

・ゴールデンウィーク入りで決算手掛かりの短期売買が主体に
・ファナック<6954>、今期営業利益計画は2042億円とコンセンサスを上回る
・ホンダ<7267>、今期営業利益計画は7600億円とコンセンサスを下回る

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:50 3月商業販売統計



<KO>

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