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【小幅安となる】14250-14450円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売りが先行しそうである。直近のレンジ下限レベルとなり、売り一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうである。ただ、先週は25日線を挟んでの推移だったが、同線が抵抗になる形で、ボリンジャーバンドの-1σとのレンジになりそうである。一目均衡表では転換線の攻防となり、これを割り込んでくるようだと、調整基調が強まりやすい。もっともファナック<6954>辺りが下支えとなる可能性もあり、売り込みづらいだろう。14250-14450円のレンジを想定する。

【小幅安となる】売り一巡後はファナックが下支え=フィスコ田代 昌之

円建てCME先物の終値は先週末の日中225先物比130円安の14330円。為替市場では、ドル・円は102円10銭台、ユーロ・円は141円40銭台と小動き（8時00分時点）。本日の東京市場は明日の祝日を前に参加者の少ない一日となる公算が大きい。取引時間中も目立った材料は予定されていないことで、売り一巡後は14300円台での狭いレンジ推移となろう。決算に関連した個別株物色が中心となりそうだが、今期営業利益予想が市場コンセンサスを上回ったファナック<6954>の動向には注目。

4月30日には日銀金融政策決定会合が開催される。今会合は「展望レポート」をリリースすることで、3月末から4月頭にかけては追加の金融緩和を実施するタイミングと見られていたが、4月8日の記者会見では黒田日銀総裁が現状の金融政策に関して強気で見ていることが確認されたことなどから、足元緩和を期待するような「日銀プレー」はほとんど観測されなかった。ただ、黒田日銀総裁は市場へのサプライズを重視する傾向があることから、追加の金融緩和を発表せずとも記者会見で何らかのアナウンスを行うのではないかという声も聞かれる。米国でも29-30日にFOMCが開催されることから水曜日以降は日米の金融政策に注目となろう。



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