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前場に注目すべき3つのポイント〜信用規制強化でミクシィの動向に警戒

注目トピックス 市況・概況

27日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:個人主体による出遅れ銘柄への見直し
■外資系証券の注文動向:差し引き200万株の売り越し
■前場の注目材料:富士重<7270>、今後3年の累計営業利益は1000-2000億円上振れへ

■個人主体による出遅れ銘柄への見直し

☆日経225想定レンジ:上限14650円-下限14550円

27日の東京市場は、引き続き戻りを試す展開が意識されそうだ。ただし、26日の米国市場はメモリアルデーの祝日で休場だったこともあり、大きなトレンドは出難いだろう。26日の日経平均は3営業日続伸とはなったが、売買代金は1.5兆円程度にとどまっていた。ギャップ・アップで始まった後は高値圏でのこう着が続いた銘柄が多く、本日も同様の手掛けづらさがありそうだ。

一方、個人主体による売買が活発だったのが新興市場を中心とした中小型株であり、いわゆるモメンタム株と言われている銘柄群である。ミクシィ<2121>は長い上ひげを残しているが、陽線を形成。また、代表格であるソフトバンク<9984>もマド埋め水準での攻防ではあるが、こちらも陽線だった。個人のセンチメントが改善傾向にあるなか、出遅れ感のあるSNSやバイオ関連などへの見直しが強まる可能性はありそうだ。

ウクライナ大統領選は通過材料になりそうであり、タイ政情不安、中国・ベトナムの動向など地政学リスクについてのネガティブな反応は今のところなさそうだが、やはり米国の動向を見極めたいところであろう。為替相場も1ドル102円手前での小康状態であり、手掛かり材料にはなりづらい。中小型株の短期的な値幅取りを中心に循環物色が続くことに。

■外資系証券の注文動向:差し引き200万株の売り越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1090万株、買い890万株、差し引き200万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

5月20日(火):1110万株の売り越し
5月21日(水):170万株の買い越し
5月22日(木):490万株の売り越し
5月23日(金):710万株の売り越し
5月26日(月):860万株の買い越し

■前場の注目材料

・米国市場休場で手掛かり難、戻りの目立った中小型株は利益確定売りが重しにも
・富士重<7270>、今後3年の累計営業利益は1000-2000億円上振れへ
・信用規制強化でミクシィ<2121>の動向に警戒

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:30 閣議後、閣僚会見予定
08:50 4月企業向けサービス価格



<KO>

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