17日の米国市場ダイジェスト:ダウは27ドル高、原油価格の下落を好感
[14/06/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは27ドル高、原油価格の下落を好感
NYダウ ナスダック
終値 :16808.49 終値 :4337.23
前日比:+27.48 前日比:+16.13
始値 :16779.21 始値 :4316.01
高値 :16823.55 高値 :4346.12
安値 :16732.91 安値 :4311.15
17日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は27.48ドル高の16808.49、ナスダックは16.13ポイント高の4337.23で取引を終了した。5月消費者物価指数が0.4%と予想以上の伸びとなったことや、5月住宅着工件数が予想を下回ったことが嫌気され朝方は売りが先行した。しかし、原油価格が下落したことなどが好感され、午後に入って緩やかに上昇する展開となった。ただ、18日の連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を見極めたいとの思惑から全般に手控えムードとなった。セクター別では、銀行や保険が上昇する一方、食品・生活必需品小売や医薬品・バイオテクノロジーが下落した。
電気自動車のテスラモーターズ(TSLA)はニュージャージー州で直販が可能になるとの見通しが報じられ上昇。ソフトウェアのセールスフォース・ドットコム(CRM)は小規模企業向けの顧客サービスソフトの新製品を公開し上昇。動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)はモルガン・スタンレーが買い推奨でカバレッジを再開したことで堅調推移となった。一方で、住宅着工件数を受けてDRホートン(DHI)など住宅メーカーが軟調。
オンライン小売のアマゾン(AMZN)と携帯キャリア4位のTモバイルUS(TMUS)は18日、それぞれシアトルで新製品・サービスの発表会を予定している。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は102円14銭、債券利回り上昇に伴うドル買いが優勢に
ドル・円は101円94銭から102円24銭まで上昇し102円14銭で引けた。予想を上振れた米国の5月消費者物価指数(CPI)を受けた債券利回りの上昇に伴うドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.3571ドルから1.3537ドルまで下落し1.3547ドルで引けた。ウクライナ東部でのガスパイプラインの爆発を受けてウクライナ内相はテロの可能性を指摘するなどロシア、ウクライナ情勢の悪化懸念が広がった。ユーロ・円は、株式相場動向に連動し138円28銭から138円50銭へ上昇。
ポンド・ドルは、1.6981ドルから1.6949ドルへ下落。ドル・スイスは、0.8980フランから0.9005フランへ上昇した。
■NY原油:続落で106.36ドル、高値警戒感や在庫統計前の調整で売り先行
NY原油は続落(NYMEX原油7月限終値:106.36 ↓0.54)。107.18ドルを高値に、106.11ドルまで下落した。イラク情勢の緊迫化による供給不安から買いが出たとみられるが、107ドル台では高値警戒ムードがあるといわれ、伸び悩む形になったもよう。国際エネルギー機関(IEA)は17日に中期石油市場報告を公表し、「イラクの原油生産能力が今後拡大する見通しは、実現が次第に危ぶまれている」と指摘した。
その後は、日本時間18日夜に予定される米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)の発表を控え、持ち高調整的な売りが優勢になったとみられる。また、この日発表された米国の5月住宅着工件数、住宅建設許可件数がともに大きく下振れとなっており、売りが広がる過程で改めて材料視された可能性もある。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 15.59ドル +0.31ドル(+2.03%)
モルガン・スタンレー(MS) 32.50ドル +0.79ドル(+2.49%)
ゴールドマン・サックス(GS)168.22ドル +2.37ドル(+1.43%)
インテル(INTC) 29.95ドル -0.06ドル(-0.20%)
アップル(AAPL) 92.08ドル -0.12ドル(-0.13%)
グーグル(GOOG) 543.01ドル -1.27ドル(-0.23%)
フェイスブック(FB) 64.40ドル +0.21ドル(+0.33%)
キャタピラー(CAT) 106.67ドル -0.14ドル(-0.13%)
アルコア(AA) 14.48ドル +0.13ドル(+0.91%)
ウォルマート(WMT) 74.99ドル -0.35ドル(-0.46%)
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