今日の為替市場ポイント:セントルイス地区連銀総裁のタカ派的な発言
[14/06/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
昨日26日のドル・円相場は、東京市場では101円70銭から101円86銭で推移。欧米市場では一時101円48銭まで下落し、101円71銭で取引を終えた。
本日27日のドル・円は、101円台後半で推移か。米経済の持続的な成長に対する期待はやや後退しており、リスク選好的な円売りは抑制される可能性がある。
26日の欧米市場では、セントルイス地区連銀のブラード総裁のタカ派的な発言を意識してNYダウは一時急落し、株安を嫌気してリスク回避的な円買いが広がった。ブラード総裁は、「米国の失業率は年内に6%下回ると予想する」、「米国のインフレ率は年内に2%に達する可能性がある」、「今後4四半期の米成長率は3%と予想する」、「利上げ開始は2015年第1四半期末が適切である」などの見解を表明した。
ただし、「経済指標が失望を誘う内容なら、利上げ開始の予想時期を遅らせる必要がある」と述べており、2015年1-3月期の利上げ実施は既定路線ではないことを示唆した。NYダウの下げ幅は縮小し、リスク回避的な円買いは一服したが、ドルの上値は重いままとなっている。
今年4-6月期に米国経済が大きく回復するとの期待はやや後退していることがドル反発を抑制しているが、現時点で円高・ドル安が急速に進行するとの見方は広がっていないようだ。
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