欧米為替見通し:27日=ウクライナ停戦の終わりと中東ラマダンの始まり
[14/06/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
本日27日の欧米市場のドル・円は、週末、月末、四半期末に向けて地政学的リスクへの警戒感から上げ渋る展開が予想される。
ドル・円のテクニカル分析では、一目均衡表の雲(101円76銭-102円46銭)や200日移動平均線の101円67銭が上値を抑える展開が予想される。下値目処は、前回の安値100円81銭、乃至100円62銭が挙げられる。
ウクライナ情勢では、ポロシェンコ・ウクライナ大統領とプーチン露大統領が背後に控える親露武装勢力との停戦が本日期限を迎えたことで、欧州連合(EU)首脳会議でのウクライナ紛争への対応策、今後の和平協議の進展を見極めることになる。
イラク情勢では、本日27日からのラマダンを控えて、プーチン露大統領が支援しているアサド・シリア大統領がアルカイダ系の武装組織「イラク・シリア・イスラム国」に対して空爆を行った。今後は、マリキ・イラク政権(シーア派)及びロウハニ・イラン政権(シーア派)などが絡んで、紛争の拡大を警戒することになる。
米国6月のミシガン大学消費者信頼感指数確定値では、米国の4-6月期の景況感への警戒感が高まっていることで、要注目となる。
【今日の欧米市場の予定】
17:30 英・1-3月期国内総生産確定値(前年比予想:+3.1%)
17:30 英・1-3月期経常収支(予想:-173億ポンド、10-12月期:-224億ポンド)
18:00 ユーロ圏・6月景況感(予想:103.0、5月:102.7)
18:00 ユーロ圏・6月業況判断指数(予想:0.40、5月:0.37)
21:00 独・6月消費者物価指数速報(前年比予想:+1.0%、5月:+0.9%)
22:55 米・6月ミシガン大学消費者信頼感指数確定値(予想:82.0)
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