1日の米国市場ダイジェスト:ダウは129ドル高、中国の製造業指数や6月自動車販売を好感
[14/07/02]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは129ドル高、中国の製造業指数や6月自動車販売を好感
NYダウ ナスダック
終値 :16956.07 終値 :4458.65
前日比:+129.47 前日比:+50.47
始値 :16828.53 始値 :4424.71
高値 :16998.70 高値 :4471.60
安値 :16828.53 安値 :4424.43
1日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は129.47ドル高の16956.07、ナスダックは50.47ポイント高の4458.65で取引を終了した。中国の製造業指数が予想を上回ったことを背景に、アジアや欧州の株式相場が上昇した流れを受け買いが先行。6月自動車販売台数が予想を上振れしたことも好感され、終日堅調推移となった。ダウ平均株価とS&P500指数は過去最高値を更新。セクター別では、小売や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で公益事業が下落した。
自動車のゼネラル・モーターズ(GM)は相次ぐリコール問題にも関わらず6月自動車販売台数が予想外の上昇となったことで堅調推移。動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)はゴールドマン・サックスの投資判断引き上げで上昇。コンタクトレンズなどのクーパー(COO)は英国企業から欧州のコンタクトレンズ関連事業の買収を発表して買われた。アクションカメラのゴープロ(GPRO)は、1日も20%を超す上昇となり、先週の新規株式上場から4営業日続伸。一方で、携帯キャリアのTモバイルUS(TMUS)は、米連邦通信員会が第3者サービスのキャリア課金で一部不正請求があったと指摘したことで小幅下落となった。
なお、ダウ平均やナスダック総合指数は1日としては5月下旬以来の上昇率となった。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は101円55銭、米国債利回り上昇などでドル買い優勢
ドル・円は101円45銭から101円57銭で推移し、101円55銭で引けた。この日発表された米国の6月ISM製造業景況指数、5月建設支出はともに下振れとなったが、中国の6月製造業PMIの改善を好感して米国株式市場が上昇、米国債利回りも上昇したことで、ドル買い・円売りが優勢気味だった。
ユーロ・ドルは、1.3700ドルに上昇後、1.3676ドルまで下落し、1.3680ドルで引けた。ユーロ・円は、138円85銭から139円04銭で推移した。ポンド・ドルは、1.7134ドルから1.7166ドルまで上昇。ドル・スイスフランは、0.8857フランから0.8877フランまで上昇した。
■NY原油:続落で105.34ドル、ガソリン相場の下落に連れ安
NY原油は続落(NYMEX原油8月限終値:105.34 ↓0.03)。この日発表された中国の6月製造業PMI(国家統計局)の改善を受けて、需要の先行き期待感から買いが先行し、高値106.09ドルまで上昇した。しかし、フロリダ沖で発生した熱帯暴風雨「アーサー」の影響が米国の週末連休にかけて及び、ガソリンの消費を抑制するとの観測が浮上、ガソリン相場の下落に連れ安となり、安値104.60ドルまで下落した。
ただ、その後は、日本時間2日夜発表予定の米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)で、国内全体の原油在庫が減少の予想になっていること、ウクライナ東部での親ロシア勢力の強制排除再開、イラクでの過激派による軍事攻勢継続などから、ほぼ前日終値水準(105.37ドル)まで戻して引ける動きになった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 15.60ドル +0.23ドル(+1.50%)
モルガン・スタンレー(MS) 32.32ドル -0.01ドル(-0.03%)
ゴールドマン・サックス(GS)166.81ドル -0.63ドル(-0.38%)
インテル(INTC) 30.98ドル +0.08ドル(+0.26%)
アップル(AAPL) 93.52ドル +0.59ドル(+0.63%)
グーグル(GOOG) 582.67ドル +7.39ドル(+1.28%)
フェイスブック(FB) 68.06ドル +0.77ドル(+1.14%)
キャタピラー(CAT) 109.17ドル +0.50ドル(+0.46%)
アルコア(AA) 14.80ドル -0.09ドル(-0.60%)
ウォルマート(WMT) 75.28ドル +0.21ドル(+0.28%)
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