後場に注目すべき3つのポイント〜値動きの軽い中小型株での値幅取りが継続
[14/07/08]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
8日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・25日線を支持線としたこう着か
・ドル・円は101円77銭付近、米国10年債利回り低下などで軟調に推移
・東証2部銘柄で値を飛ばすものが目立つ、後場も値動きの軽い中小型株での値幅取り狙いに
■25日線を支持線としたこう着か
日経平均は続落。70.98円安の15308.46円(出来高概算11億2000万株)で前場の取引を終えている。連休明けの米国市場の下げや円相場が1ドル101円台と円高に振れて推移するなか、東京市場も売り優勢の展開となった。日経平均は寄り付き直後に15300円を割り込むと、一時15225.11円まで下げ幅を拡大させている。
しかし、同水準に位置する25日線が支持線として意識されるなか、その後は下げ幅を縮めてきている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めている。規模別指数は大型、中型株指数が下げる一方、小型株指数はプラスに。物色はテーマ株や材料系の一角に短期筋の値幅取り狙いの資金が集中している。
日経平均はきれいに25日線レベルまで下げ、その後は下ひげを残す格好で下げ幅を縮めている。物色は格安スマホ、ロボット、電池、水素、3Dなど幅広く物色されているが、テーマの中でも高安まちまちであり、一部の強い銘柄に資金が集中していることが窺える。テーマのなかで物色に広がりがみられない状況であり、手掛けづらさが意識されてきそうである。
また、米国ではアルミ最大手アルコアを皮切りに決算発表シーズンに入るため、企業業績を見極めたいとする手控えムードが強まりそうである。それ故に、下に仕掛けてくる動きも出難いと考えられる。25日線を支持線としたこう着が続きそうである。材料系の銘柄については、値動きの荒さを警戒しつつ、次第に低位材料株などへシフトしやすいだろう。
■ドル・円は101円77銭付近、米国10年債利回り低下などで軟調に推移
ドル・円は101円77銭付近で推移。ドル・円は、米国10年債利回りの低下、東京株式市場が弱含みに推移していることで軟調に推移。一目均衡表の雲(101円78銭-102円46銭)、200日移動平均線は101円78銭。ユーロ・ドルは、1.3604ドルから1.3609ドルで推移。ウクライナ紛争への警戒感から上げ渋る展開。
12時19分時点のドル・円は101円77銭、ユーロ・円は138円46銭、ポンド・円は174円36銭、豪ドル・円は95円52銭付近で推移している。
■後場のチェック銘柄
・日経平均は円高や米国株高を嫌気も下げ渋る展開、下値では押し目買い
・日本通信<9424>の売買代金が全市場でトップ、個人主体の好循環物色は継続
・東証2部銘柄で値を飛ばすものが目立つ、後場も値動きの軽い中小型株での値幅取り狙いに
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
12:45 10年物価連動国債の入札結果発表
12:45 中曽日銀副総裁講演
14:00 6月景気ウォッチャー調査(先行き予想:54.5、5月:53.8)
<海外>
15:00 独・5月貿易収支(予想:+162億ユーロ、4月:+174億ユーロ)
15:00 独・5月経常収支(予想:+145億ユーロ、4月:+184億ユーロ)
16:15 スイス・6月消費者物価指数(前年比予想:+0.2%、5月:+0.2%)
<KO>










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