欧米為替見通し:攻防の分岐点(102円)に要注目
[14/07/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
本日25日の欧米市場のドル・円は、地政学的リスク(ウクライナ・中東)への警戒感から上げ渋る展開の中、米国の6月の耐久財受注に注目することになる。
ドル・円のテクニカル分析では、一目均衡表の雲(101円92-96銭)や200日移動平均線(102円02銭)が上値を抑えており、依然として下落トレンドの可能性は払拭出来ていない。しかしながら、反発を示唆する「強気の乖離」が出現していること、安倍トレード(日本株買い・円売り)の片輪である日経平均株価が、ネックラインを上抜けて上昇トレンドへの助走を始めつつあることで、ドル・円も連れ高の可能性が高まりつつある。
米国の先週分(7/19)の新規失業保険申請件数は、28.4万件となり、2006年2月以来の低水準を記録した。新規失業保険申請件数と失業率の整合性は高くないものの、2006年2月の失業率は4.8%であり、雇用統計調査対象週(12日週)の失業保険継続受給者数も250万件まで低下していることで、対応する失業率は、5.0%台となっている。
イエレンFRB議長は、先日の議会証言で、持論であるハト派的な見解を再表明しながらも、出口戦略に言及することで連邦公開市場委員会(FOMC)のタカ派への配慮も見せた。米国連邦準備理事会(FRB)の地区総裁達が出口戦略を協議している、と報じられていることで、来週29-30日の連邦公開市場委員会(FOMC)声明でのポジティブ・サプライズが警戒されている。
【今日の欧米市場の予定】
17:30 英・4-6月期国内総生産速報値(前年比予想:+3.1%、1-3月期:+3.0%)
18:30 ロシア中央銀行が政策金利発表(7.50%で現状維持の予想)
21:30 米・6月耐久財受注(前月比予想:+0.5%、5月:-0.9%)
<KO>










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