日本株見通し:好業績銘柄へは断続的な買いが続く、テーマ株物色も活発
[14/07/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
29日の東京市場は堅調な相場展開が見込まれる。28日のNY市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)や雇用統計などの重要イベントを控えていることもあり、手控えムードの強い相場展開だった。一方でシカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の15565円としっかり。円相場は1ドル101円85銭水準と、若干円安傾向での推移に。
日経平均は前日の上昇で心理的な上値抵抗だった15500円を6ヶ月ぶりに回復した。決算発表が本格化しており、結果を見極めたいとのムードは強そうだが、抵抗をクリアしたことによりショートカバーも入りやすい。また、銀行など相対的に出遅れていたセクターや銘柄への見直しの流れが強まるなど、先高期待が高まりやすいだろう。
そのため、日経平均は15500円処での攻防としても、好業績銘柄や出遅れセクターへの物色により、地合いは良好とみられる。米国ではFOMCや雇用統計など重要イベントを控えているほか、ウクライナやイスラエルの情勢の混迷が警戒されるものの、影響は限定的になりそうだ。
主要企業の好決算が安心感につながるなか、日経平均が節目を捉えたことでトレンドが強まりやすく、外部要因などから調整をみせる局面においては、押し目拾いの好機となることも考えられる。また、決算材料では日替わり物色になりやすいが、今のところ決算発表後も好業績銘柄へは断続的な買いが続いている。中小型株やテーマ株物色も活発であり、夏枯れ相場などの声も聞かれるなか、売買意欲は枯れないだろう。
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