今日の為替市場ポイント:対ロシア追加制裁
[14/07/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
昨日29日のドル・円相場は、東京市場では101円82銭から102円01銭で堅調推移。欧米市場では102円16銭まで上昇し、102円12銭で取引を終えた。
本日30日のドル・円は、主に102円台前半で推移か。米4-6月期国内総生産、米7月ADP雇用統計、米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の重要イベントが予定されており、これらの結果を確認したいとの声が聞かれている。日中はリスク回避的な円買いが再び広がる可能性は低いとみられる。
オバマ米大統領は29日、対ロシア追加制裁を発表した。制裁対象に指定されたのは、VTB銀行、モスクワ銀行、ロシア農業銀行など金融・造船関連の大手企業。新たな経済制裁はロシアのエネルギー、金融、防衛産業に打撃を与えることになるとみられている。
市場参加者の間では、欧米諸国の真の目的は経済制裁の強化によってロシア経済に打撃を与えることではなく、BRICSの台頭を抑制するためではないか、との憶測が流れている。ただし、ロシアに対する追加制裁はロシアと中国の関係強化につながり、欧米対BRICSの経済覇権争いを想起させることになるかもしれない。
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