前場に注目すべき3つのポイント〜ホンダ決算は市場コンセンサスを上振れ
[14/07/30]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
30日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:決算手掛かりも次第に資金の逃げ足が速まる可能性
■外資系証券の注文動向:差し引き310万株の買い越し
■前場の注目材料:ホンダ<7267>、4-6月期営業利益は1980億円とコンセンサスを上回る
■決算手掛かりも次第に資金の逃げ足が速まる可能性
☆日経225想定レンジ:上限15600円-下限15500円
30日の東京市場は外部要因を意識しつつも、決算を手掛かりとした物色が続きそうだ。29日の米国市場は下落。欧州連合がロシア制裁の強化を決定したことをキッカケに下げに転じており、この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の15600円に。円相場は1ドル102円10銭辺りでの推移と、円安傾向が続いている。
地政学リスクの高まりを警戒したリスク回避姿勢の高まりにより、日経平均の上値は抑えられそうである。しかし、ロシア制裁強化の動きは昨日の早い段階で伝えられており、下を売り込む要因にはならないだろう。一方で、主要企業の決算発表が本格化する中、好調な四半期内容に加え通期計画の上方修正なども相次いでいる。決算を手掛かりとした物色が強まることにより、相場全体の底堅さが意識される可能性はありそうだ。
もっとも、米国では連邦公開市場委員会(FOMC)の結果およびイエレンFRB議長の会見内容を見極めたいほか、週末の雇用統計の前哨戦となるADP全米雇用報告を控えているため、商いは膨らみづらい面はある。そのため、決算を手掛かりにしつつも、次第に資金の逃げ足が速まる可能性は意識しておきたい。
そのほか、活発な取引が続く中小型株では、コロプラ<3668>の決算が予定されている。足元で強い動きをみせているが、決算期待から一段と強含みとなるか、若しくは利食いが強まるかにより、他の中小型株への物色姿勢に変化が表れる可能性がありそうだ。
■外資系証券の注文動向:差し引き310万株の買い越し
朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り680万株、買い990万株、差し引き310万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
7月23日(水):130万株の買い越し
7月24日(木):290万株の売り越し
7月25日(金):200万株の買い越し
7月28日(月):200万株の売り越し
7月29日(火):20万株の売り越し
■前場の注目材料
・ホンダ<7267>、4-6月期営業利益は1980億円とコンセンサスを上回る
・3メガバンク、4-6月期最終利益合計は6000億円程度に留まる公算
・ミクシィ<2121>やサイバーダイン<7779>の動向に注目へ
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
08:50 6月鉱工業生産速報(前月比予想:-1.2%、5月:+0.7%)
<KO>










SEO関連




