今日の為替市場ポイント:ウクライナ情勢緊迫化への警戒感
[14/08/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
昨日28日のドル・円相場は、東京市場では103円92銭から103円68銭で軟調推移。欧米市場では一時103円56銭まで下落し、103円73銭で取引を終えた。
本日29日のドル・円は、主に103円台後半で推移か。ウクライナ情勢の緊迫化に対する警戒感は残されており、リスク選好的なドル買い・円売りは抑制される見込み。
28日の欧米市場では、ウクライナ情勢の緊迫化を警戒してユーロ売りが優勢となった。ロシア軍部隊がウクライナに侵入した問題を協議するため、欧州安保協力機構(OSCE)が緊急会議を開催との報道がユーロ売り材料となったようだ。
ロシアのOSCE担当大使によると、ウクライナの東部には、誤って国境を超えた10人程度の兵士の他には、ロシア兵はいないようだ。ただし、ウクライナにおける親ロシア派とウクライナ政府軍の戦闘は継続しており、ロシア軍兵士がこの戦闘に加担しているとの見方がある。ウクライナ情勢が短期間で改善する状況ではないとみられる。
紛争継続はウクライナ経済を一層疲弊させることになり、経済破綻のリスクが増大した場合、戦闘継続は困難となる可能性が高い。紛争継続でロシア経済が深刻なダメージを受けるとの見方は少なく、BRICSの結束強化を促す結果となるかもしれない。
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