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後場に注目すべき3つのポイント〜安倍首相と黒田日銀総裁の会談内容を見極めへ

注目トピックス 市況・概況

11日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・安倍首相・黒田総裁の会談内容を見極めたいところ
・ドル・円は106円74銭付近、米早期利上げ観測の高まりで堅調推移
・ミクシィ<2121>が強い動き、ゲーム関連への波及に注目

■安倍首相・黒田総裁の会談内容を見極めたいところ

日経平均は続伸。75.66円高の15864.44円(出来高概算11億2000万株)で前場の取引を終えた。10日の米国市場は値ごろ感からの買いが先行し、ダウ、ナスダックともに上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比130円高の15930円となり、これにサヤ寄せする格好からのギャップ・アップから始まった。ただし、先物オプションSQを明日12日に控える中で商いは膨らみづらく、寄り付き後に15905.03円を付けた後は、50円程度での狭いレンジ取引に。

東証1部の騰落銘柄は高安まちまち。規模別指数では大型、中型が上昇する半面、小型株指数がマイナス圏で推移している。セクターでは、保険、電力ガス、情報通信、海運、輸送用機器、銀行、医薬品、その他金融、ゴム製品などが堅調。一方で、建設、空運、陸運、倉庫運輸、食料品、小売、水産農林などが冴えない。指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>、ファーストリテ<9983>が日経平均をけん引する格好に。

日経平均はギャップ・アップで始まった後は、こう着感の強い相場展開となっている。さすがに先物オプションSQを控えているため、手掛けづらい状況である。また、円相場は1ドル106円75銭辺りでの推移だが、朝方からは若干円高に振れていることも手掛けづらくさせている。そのほか、消費税率10%への引き上げ判断を年末に控え、11日、安倍首相と日銀の黒田総裁が、およそ5カ月ぶりに会談する。追加緩和期待が再燃するなか、会談内容を見極めたいとする模様眺めムードも強そうである。

物色としては指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>に引き続き資金が向かいやすい。また、ミクシィ<2121>が久しぶりに強い値動きをみせており、コロプラ<3668>など他のゲーム株への波及も期待されるところ。

■ドル・円は106円74銭付近、米早期利上げ観測の高まりで堅調推移

ドル・円は106円74銭付近で推移。ドル・円は、米国連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が高まったことで堅調推移だが、107円のドル売りオーダーで上値は限定的。安倍首相と黒田日銀総裁の会談が注目されている。ユーロ・ドルは、1.2907ドルから1.2925ドルで推移。ウクライナ情勢への警戒感から動意に乏しい展開。ユーロ・円は、137円76銭から138円06銭で推移。

12時22分時点のドル・円は106円74銭、ユーロ・円は137円85銭、ポンド・円は172円90銭、豪ドル・円は98円12銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>は買い気配、直近IPO銘柄には利食い
・ミクシィ<2121>が強い動き、ゲーム関連への波及に注目
・安倍首相と黒田日銀総裁の会談内容を見極めへ

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

12:45 5年国債入札の結果判明



<KO>

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