ユーロ週間見通し:ECB総裁が非伝統的措置を示唆、定例理事会に注目
[14/09/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■ユーロ弱含み、ドラギ欧州中銀総裁の非伝統的措置示唆で
先週のユーロ・ドルは下落。ドラギ欧州中銀(ECB)総裁が「非伝統的手段を用いる用意がある」と述べたこと、ユーロ圏の9月の製造業PMI速報値が50.5となり、8月の50.7から低下したことで、1.2901ドルから1.2677ドルまで下落した。
先週のユーロ・円は軟調推移。ドラギ欧州中銀総裁による非伝統的手段の示唆やユーロ圏の景況感悪化を受けて、140円22銭から138円39銭まで下落した。取引レンジはユーロ・ドル1.2677ドル-1.2901ドル、ユーロ・円138円39銭-140円22銭。
■欧州中央銀行定例理事会に要注目
今週のユーロ・ドルは、ユーロ圏の8月の失業率、9月のインフレ率を見極めつつ、欧州中央銀行定例理事会での「非伝統的金融政策」の導入に警戒する展開となる。欧州中央銀行定例理事会で量的金融緩和などが導入された場合、ユーロ売り圧力が高まることになる。
今週のユーロ・円は伸び悩みか。ドル高・円安は継続する可能性があるが、欧州中央銀行定例理事会で非伝統的措置が導入された場合、ユーロは対円で弱含みに推移すると予想される。
主な経済指標の発表予定は、29日(月):(ユーロ圏)9月業況判断指数、30日(火):(ユーロ圏)8月失業率、(ユーロ圏)9月消費者物価指数速報、10月2日(木):(ユーロ圏)欧州中央銀行が金融政策発表、10月3日(金):(ユーロ圏)8月小売売上高。
予想レンジ:ユーロ・円135円00銭-140円00銭/ユーロ・ドル1.2500ドル-1.3000ドル
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