欧米為替見通し:黒田日銀総裁と麻生財務相の円相場観
[14/11/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
本日25日の欧米市場のドル・円は、米国7-9月期の国内総生産(GDP)改定値や米国の11月の消費者信頼感指数を見極める展開が予想される。
本日発表される米国7-9月期の国内総生産(GDP)の改定値は、前期比年率+3.3%程度へ下方修正されることが見込まれている。27日の感謝祭休暇、28日の週末、月末に向けて、円売り持ちポジションの手仕舞いが進んでいるため、ネガティブ・サプライズに警戒することになる。
昨日は、複数の金融機関が、来年2015年末のドル・円相場の見通しを130円程度に引き上げた。ヘッジファンドのダブルライン・キャピタルの創立者ガンドラック最高経営責任者は、「誰もがドルは対円で125-140円になると思っており、私もそう思う。最終的には200円に達するだろう」と発言している。
しかしながら、ドル・円相場の動向では、世界最大の円売り持ちポジション(約1.2兆ドル)を保有している、財務省、すなわち、麻生財務相の意向が重要だと思われる。
麻生財務相は、ドル・円相場が円安に行き過ぎだと感じた場合、最大1.2兆ドル規模の円買い介入を行えることで、麻生財務相の相場観は傾聴しなければならない。
麻生財務相は、ドル・円が118円台に乗せて来た先週、スピードが速すぎる、と警告した。
本日、ドル・円が118円台で推移していた時、黒田日銀総裁は、「円安の影響は、輸出の増加などプラスの面がある一方で、家計の実質所得の押し下げなどマイナス面もある。為替相場は、ファンダメンタルズを反映して、安定的に推移することが望ましい」と述べ、従来の円安アクセルの踏み込みを緩めて、エンジンブレーキをかけつつある。
来年度、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、15-20兆円規模の外貨建て投資を行うが、その円資金は、日本国債を買い取る日本銀行が出すことになる。
黒田日銀総裁と麻生財務相の意向は、120円以下で年金基金に円を売る機会を与えたいのではないだろうか。
【今日の欧米市場の予定】
18:30 南ア・7-9月期GDP(前期比年率予想:+1.5%、4-6月期:+0.6%)
22:30 米・7-9月期GDP改定値(前期比年率予想:+3.3%、速報値:+3.5%)
23:00 米・9月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+0.5%、8月:+0.5%)
23:00 米・9月S&Pケース・シラー住宅価格指数(前年比予想:+4.65%、8月:+5.57%)
24:00 米・11月消費者信頼感指数(予想:95.8、10月:94.5)
03:00 米財務省5年債入札(350億ドル)
<KO>










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