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後場に注目すべき3つのポイント〜引き続き資金は中小型株にシフト

注目トピックス 市況・概況

27日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・中小型株やテーマ性のある材料系の銘柄中心
・ドル・円は117円50銭付近、東京株式市場の下落などで上げ渋る展開
・マザーズ指数が堅調に推移、資金は引き続き中小型株にシフト

■中小型株やテーマ性のある材料系の銘柄中心

日経平均は続落。50.06円安の17333.52円(出来高概算9億2000万株)で前場の取引を終えている。米国は感謝祭の祝日に入ることで、海外勢のフローが限られており、こう着感の強い相場展開に。また、石油輸出国機構(OPEC)会合で減産を決定するかを見極めたいとの思惑なども手掛けづらくさせている。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに下げているが、小型株指数の底堅さが目立つ。ジャスダック平均、マザーズ指数はプラスに。セクターでは、精密機器、電気機器、石油石炭が小じっかリ。一方で、鉱業、電力ガス、パルプ紙、陸運などが冴えない。

日経平均は狭いレンジ取引が続いており、5日線レベルでの攻防に。底堅さは意識されているが、米国が感謝祭で祝日、翌28日が半日取引になるため、海外勢の資金流入は限られている。そのため、トレンドは出難い需給状況になる。TOPIXの下落によって後場は日銀のETF買入れが期待されることになるが、相場の押し上げ要因としては期待しづらいところか。

そのため、物色については昨日同様、中小型株やテーマ性のある材料系の銘柄での短期的な値幅取り狙いの商いが中心になると考えられる。売買代金上位では、マーベラス<7844>、OTS<4564>、フィンテック<8789>、ユーグレナ<2931>が堅調。

■ドル・円は117円50銭付近、東京株式市場の下落などで上げ渋る展開

ドル・円は117円50銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が利益確定売り優勢になっていること、118円台のドル売りオーダーで上げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.2497ドルから1.2510ドルで推移。ウクライナ情勢への警戒感、欧州中央銀行(ECB)による追加緩和観測から上げ渋る展開。ユーロ・円は、146円89銭から147円10銭で推移。

12時07分時点のドル・円は117円50銭、ユーロ・円は146円95銭、ポンド・円は185円53銭、豪ドル・円は100円66銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・米感謝祭で海外勢の資金流入は限定的、日経平均は小幅安水準で膠着
・マザーズ指数が堅調に推移、資金は引き続き中小型株にシフト
・材料系の銘柄での短期的な値幅取り狙いの商いが中心に、動意付いた銘柄に追随

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

15:30 舛添東京都知事が日本外国特派員協会で記者会見



<KO>

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