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インデックス売買中心も先高感の強い相場展開に【クロージング】

注目トピックス 市況・概況

27日の日経平均は大幅反発となり、299.78円高の17768.30円(出来高概算21億8000万株)で取引を終えている。終値ベースでは昨年12月29日以来の17700円を回復した。ギリシャ総選挙の結果を受けた26日の米国市場の動向は落ち着いており、ユーロ圏の債務危機再燃への懸念は見られなかった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円高の17665円をつけており、これにサヤ寄せする格好からのスタートに。

その後は高値圏でのもち合いが続くものの、予想以上に底堅さが意識される中、大引けにかけて上げ幅を広げており、本日の高値圏で取引を終えている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1500を超えており、全体の8割を占めている。インデックスに絡んだ売買が中心となり、日経平均の構成銘柄は値上がり数が211、値下がりは14銘柄だった。

ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンク<9984>、京セラ<6971>など指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引する格好。足元で弱い値動きが続いていた銀行なども上昇しており、インデックス売買が中心とはいえ、先高感の強い相場展開だった。

引き続き欧米市場の動向を見極めてのスタンスとなろうが、米連邦公開市場委員会(FOMC)への期待などが先高感につながる可能性がありそうだ。また、アップルの決算が予定されている。一部ではiPhoneの中国における販売台数が米国を上回ったとの観測が浮上していることもあり、決算後の時間外での上昇ともなれば、センチメントを明るくさせよう。

一方で、米国北東部では歴史的な暴風雪となるとの予報である。27日は通常取引が行われるとしているが、既に学校や企業、政府機関などは休みとなる中、状況次第では海外勢のフローが減少する可能性も考えられる。



<KO>

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