13日の米国市場ダイジェスト:ダウは7ドル安、利上げ観測後退も一部企業決算を嫌気
[15/05/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは7ドル安、利上げ観測後退も一部企業決算を嫌気
NYダウ ナスダック
終値 :18060.49 終値 :4981.69
前日比:-7.74 前日比:+5.50
始値 :18070.37 始値 :4991.42
高値 :18132.79 高値 :5012.97
安値 :18039.20 安値 :4977.49
13日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は7.74ドル安の18060.49、ナスダックは5.50ポイント高の4981.69で取引を終了した。4月小売売上高が市場予想を下回ったほか、4月輸入物価指数も予想に反して低下したことで早期利上げ観測が後退し、買いが先行。しかしながら、一部企業の冴えない決算を嫌気して上げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置や資本財が上昇する一方で運輸や小売が下落した。
化学のデュポン(DD)は、アクティビスト(物言う株主)のネルソン・ペルツ氏が取締役への選出を求めていたものの、株主総会で否決されたことから下落。百貨店のメーシーズ(M)は決算内容が嫌気され、軟調推移。一方で、デルタ航空(DAL)は50%の増配と50億ドルの自社株買いを発表して上昇。ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は、ドイツ銀行による投資判断引き上げを受け買われた。
ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)はマーケット終了後に2-4月期決算を発表、一株利益、売上高ともに市場予想を上ぶれた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は119円16銭、米4月小売下振れでQ2経済への期待後退
13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、119円74銭から119円04銭まで下落し、119円16銭で引けた。予想を下振れた4月小売売上高を受けて、米国経済は4-6月期も低調な成長が継続するとの懸念が広がり、利上げ観測が一段と後退、ドル売りに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.1219ドルから1.1383ドルまで上昇し、1.1353ドルで引けた。米国の利上げ観測の後退でドル売りが加速したほか、英国の金利先高感の後退で、ユーロ・ポンド絡みのユーロの買い戻しが強まった。ユーロ・円は134円31銭から135円50銭まで上昇した。
ポンド・ドルは、1.5634ドルから1.5769ドルまで上昇。英国中央銀行の四半期物価報告で成長見通しが引き下げられたことや、カーニー英中銀総裁のポンド高懸念発言を受けて、ポンド売りが強まった。その後、低調な米国の小売売上高を受けたドル売りに、ポンド買いに転じた。
ドル・スイスは、0.9286フランから0.9155フランまで下落した。
■NY原油:反落で60.50ドル、製油所稼働率の低下を材料に売り勝る
NY原油は反落(NYMEX原油6月限終値:60.50↓0.25)。一時61.85ドルまで上昇した後、60.44ドルまで下落した。米エネルギー情報局(EIA)がこの日発表した週報(週次石油在庫統計)で、国内全体と原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫、及びガソリンと留出油の在庫のすべてが減少だったことで、買いが先行した。
しかし、EIA週報では、製油所稼働率が前回から1.80%も低下。それに着目して需要の後退につながるとの思惑から、持ち高調整とみられる売りが優勢になったもよう。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 16.47ドル +0.040ドル(+0.24%)
モルガン・スタンレー(MS) 37.78ドル +0.060ドル(+0.16%)
ゴールドマン・サックス(GS)201.43ドル +0.900ドル(+0.45%)
インテル(INTC) 32.64ドル +0.390ドル(+1.21%)
アップル(AAPL) 126.01ドル +0.15ドル(+0.12%)
グーグル(GOOG) 529.62ドル +0.580ドル(+0.11%)
フェイスブック(FB) 78.44ドル +0.980ドル(+1.27%)
キャタピラー(CAT) 88.44ドル +0.280ドル(+0.32%)
アルコア(AA) 13.63ドル +0.080ドル(+0.59%)
ウォルマート(WMT) 78.16ドル -0.800ドル(-1.01%)
スプリント(S) 4.67ドル +0.010ドル(+0.21%)
<NO>
NYダウ ナスダック
終値 :18060.49 終値 :4981.69
前日比:-7.74 前日比:+5.50
始値 :18070.37 始値 :4991.42
高値 :18132.79 高値 :5012.97
安値 :18039.20 安値 :4977.49
13日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は7.74ドル安の18060.49、ナスダックは5.50ポイント高の4981.69で取引を終了した。4月小売売上高が市場予想を下回ったほか、4月輸入物価指数も予想に反して低下したことで早期利上げ観測が後退し、買いが先行。しかしながら、一部企業の冴えない決算を嫌気して上げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置や資本財が上昇する一方で運輸や小売が下落した。
化学のデュポン(DD)は、アクティビスト(物言う株主)のネルソン・ペルツ氏が取締役への選出を求めていたものの、株主総会で否決されたことから下落。百貨店のメーシーズ(M)は決算内容が嫌気され、軟調推移。一方で、デルタ航空(DAL)は50%の増配と50億ドルの自社株買いを発表して上昇。ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は、ドイツ銀行による投資判断引き上げを受け買われた。
ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)はマーケット終了後に2-4月期決算を発表、一株利益、売上高ともに市場予想を上ぶれた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は119円16銭、米4月小売下振れでQ2経済への期待後退
13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、119円74銭から119円04銭まで下落し、119円16銭で引けた。予想を下振れた4月小売売上高を受けて、米国経済は4-6月期も低調な成長が継続するとの懸念が広がり、利上げ観測が一段と後退、ドル売りに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.1219ドルから1.1383ドルまで上昇し、1.1353ドルで引けた。米国の利上げ観測の後退でドル売りが加速したほか、英国の金利先高感の後退で、ユーロ・ポンド絡みのユーロの買い戻しが強まった。ユーロ・円は134円31銭から135円50銭まで上昇した。
ポンド・ドルは、1.5634ドルから1.5769ドルまで上昇。英国中央銀行の四半期物価報告で成長見通しが引き下げられたことや、カーニー英中銀総裁のポンド高懸念発言を受けて、ポンド売りが強まった。その後、低調な米国の小売売上高を受けたドル売りに、ポンド買いに転じた。
ドル・スイスは、0.9286フランから0.9155フランまで下落した。
■NY原油:反落で60.50ドル、製油所稼働率の低下を材料に売り勝る
NY原油は反落(NYMEX原油6月限終値:60.50↓0.25)。一時61.85ドルまで上昇した後、60.44ドルまで下落した。米エネルギー情報局(EIA)がこの日発表した週報(週次石油在庫統計)で、国内全体と原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫、及びガソリンと留出油の在庫のすべてが減少だったことで、買いが先行した。
しかし、EIA週報では、製油所稼働率が前回から1.80%も低下。それに着目して需要の後退につながるとの思惑から、持ち高調整とみられる売りが優勢になったもよう。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 16.47ドル +0.040ドル(+0.24%)
モルガン・スタンレー(MS) 37.78ドル +0.060ドル(+0.16%)
ゴールドマン・サックス(GS)201.43ドル +0.900ドル(+0.45%)
インテル(INTC) 32.64ドル +0.390ドル(+1.21%)
アップル(AAPL) 126.01ドル +0.15ドル(+0.12%)
グーグル(GOOG) 529.62ドル +0.580ドル(+0.11%)
フェイスブック(FB) 78.44ドル +0.980ドル(+1.27%)
キャタピラー(CAT) 88.44ドル +0.280ドル(+0.32%)
アルコア(AA) 13.63ドル +0.080ドル(+0.59%)
ウォルマート(WMT) 78.16ドル -0.800ドル(-1.01%)
スプリント(S) 4.67ドル +0.010ドル(+0.21%)
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