今日の為替市場ポイント:米利上げ先送りの思惑で上値は重くなりそう
[15/05/14]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
13日のドル・円相場は、東京市場では120円03銭から119円72銭で推移。欧米市場でドルは一時119円04銭まで下落し、119円15銭で取引を終えた。
本日14日のドル・円は主に119円台前半で推移か。米国の利上げ開始時期は9月以降になるとの見方が一段と広がっており、ドルの上値はやや重くなりそうだ。
13日に発表された4月の米小売売上高は市場予想を下回る結果となった。自動車を除く売上高は前月比+0.1%にとどまり、市場予想の+0.5%を下回った。全体の数字は前月比0.0%で市場予想の+0.2%を下回っている。
個人消費拡大への期待は低下しており、4-6月期の米経済成長は低い伸びにとどまる可能性があることから、市場関係者の間からは「米国の利上げ開始時期は9月ではなく、12月以降になる」との声が聞かれている。
米連邦準備制度理事会(FRB)は年内に利上げを行う可能性は高いとの見方は依然として多いものの、インフレが着実に進行するとの見方は増えていない。労働市場の大幅な改善は当面期待できないことから、年内利上げに対する懐疑的な見方は増える可能性がある。
<FA>









SEO関連




