前場に注目すべき3つのポイント〜日経平均はレンジ推移、決算を手掛かりに個別物色
[15/05/15]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
15日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:日経平均はレンジ推移、決算を手掛かりに個別物色
■外資系証券の注文動向:差し引き60万株の買い越し
■前場の注目材料:本日、三菱UFJ<8306>、第一生命<8750>、NTT<9432>など決算発表
■日経平均はレンジ推移、決算を手掛かりに個別物色
15日の東京市場は買い先行の展開になろう。欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁の金融緩和策の継続に関する発言を好感した欧州市場の上昇の流れを引き継ぐ展開が期待される。米国では欧州株高を受けてNYダウ、ナスダックともに大幅上昇となったほか、S&P500は最高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円高の19690円となり、日経平均はこれにさや寄せする格好になりそうだ。
もっとも、日経平均は5日、25日線を挟んでのレンジ相場が継続している。買い一巡後はこう着感の強い相場展開が続きそうである。また、決算発表がピークを迎えており、決算を手掛かりとした個別物色が中心になりやすい。株主還元策の発表も相次いでおり、市場の決算発表に対する関心は高い。
また、積極的な参加者は限られているともみられ、その中で短期資金が集中することにより過剰な反応も目立つ。売買一巡後のタイミングも重要になりそうだ。先物主導によるインデックス売買による影響も受けやすく、指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>などの動向も注視する必要がある。
決算では今期営業益3割減と伝えられているニコン<7731>は、信用需給妙味もないため、売り圧力が強まりやすい。その他、きょうは三菱UFJ<8306>、第一生命<8750>の決算が予定されている。足元で利益確定の動きがみられており、押し目買いに向かわせるかが注目されよう。
■外資系証券の注文動向:差し引き60万株の買い越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り650万株、買い710万株、差し引き60万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
5月8日(金):780万株の売り越し
5月11日(月):70万株の買い越し
5月12日(火):230万株の売り越し
5月13日(水):150万株の買い越し
5月14日(木):250万株の売り越し
■前場の注目材料
・ドラギ総裁、ECBは量的緩和(QE)プログラムを計画通り実行
・本日、三菱UFJ<8306>、第一生命<8750>、NTT<9432>など決算発表
・日本初、防衛見本市「Mast Asia 2015」が15日まで横浜で開催
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 閣議後、閣僚会見
・08:50 4月国内企業物価指数(前年比予想:-2.1%、3月:+0.7%)
<海外>
・時間未定・韓国中央銀行が政策金利発表(1.75%で現状維持の予想)
<FA>










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