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【小幅高となる】19600-19750円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一

シカゴ先物にさや寄せする格好から、買いが先行することになろう。もっとも、日経平均は5日、25日線を挟んでのレンジ相場が継続している。買い一巡後はこう着感の強い相場展開が続きそうである。ボリンジャーバンドでは中心値（25日）と-1σとのレンジ。一目金公表では転換線、基準線が上値抵抗として意識される可能性がある。遅行スパンは来週にも陰転シグナルを発生させてくる可能性があるため、戻りの鈍さが意識されるようだと、売り仕掛け的な動きに警戒する必要がありそう。19600-19750円のレンジを想定する。

【小幅高となる】25日線19765円手前で失速か=フィスコ田代 昌之

円建てCME先物は前日の225先物比140円高の19690円。為替市場では、ドル・円が119円10銭台、ユーロ・円が135円90銭台（8時時点）。19500円から19800円の狭いレンジで今週は推移しているが、本日は終値ベースで25日移動平均線19765円をクリアできるか注目か。これといった買い材料は見当たらないが、週明けの野村の日本株投信設定への期待感から下がり難い地合いとなっている。ただ、先物の手口でも売買主体がよくわからない地合いとなっていることで、取引時間中の突発的な買いなどが入らない限り、19700円レベルで上値が重くなると想定。

現物市場ではファーストリテイ<9983>の動きが目立っている。今週は12日を除く3営業日で前日比1000円超の上げ下げに。同社が1000円動くと日経平均は約40円動くことから、同社を利用して日経平均を動かしたい投資家が活発に商いを続けているようだ。さえない銀行株やトヨタ<7203>の動向も気になるところだが、足元の日経平均の方向性はファーストリテイを見ているとだいたい見えてくる。



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