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後場に注目すべき3つのポイント〜シャープの信用動向は既に売り超の需給

注目トピックス 市況・概況

15日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・全般こう着、決算や需給良好な銘柄への物色は活発
・ドル・円は119円31銭付近、東京株強含みで下げ渋る展開
・シャープ<6753>の信用動向は既に売り超の需給

■全般こう着、決算や需給良好な銘柄への物色は活発

日経平均は反発。99.67円高の19669.91円(出来高概算13億2000万株)で前場の取引を終えている。欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁の金融緩和策の継続に関する発言を好感した欧州市場の上昇の流れを引き継ぐ格好となり、大阪225先物はシカゴ日経225先物清算値19690円を上回る19710円から始まると、一時19760円まで上げ幅を拡大。日経平均は19750.76円まで上げ幅を拡大させた。しかし、その後はじりじりと上げ幅を縮めており、5日線レベルでの攻防に。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1100を超え、全体の6割を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに上昇。セクターではサービス、化学、空運、小売、情報通信、陸運、倉庫運輸、繊維などが堅調。一方で、鉱業の下落率が2%を超えているほか、石油石炭、金属製品、保険、銀行などが利食い優勢に。

日経平均はこう着感の強い相場展開となっている。ただし、5日線、25日線とのレンジ推移が続く中、想定内の値動きであろう。また、決算発表がピークを迎えていることもあり、積極的な参加者が限られている状況であり、全体として大きなトレンドは出難いとみられる。

一方で決算など個別材料を手掛かりとした物色は活発であり、需給妙味の大きい銘柄等の強い値動きも目立つ。週末要因から大引けにかけてはポジション調整も意識されそうだが、任天堂<7974>、ディーエヌエー<2432>、ソニー<6758>など需給良好の銘柄等は押し目買いを意識しておきたい。また、シャープ<6753>は外資系による目標株価40円などが話題となっているが、既に信用動向は売り超の需給である。買戻しで切り返してくる可能性もありそうだ。

■ドル・円は119円31銭付近、東京株強含みで下げ渋る展開

119円31銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が強含みに推移していることで下げ渋る展開。ユーロ・ドルは小動き、1.1394ドルから1.1418ドルで推移。ギリシャ債務問題への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は小動き、136円00銭から136円30銭で推移。

12時30分時点のドル・円は119円31銭、ユーロ・円は136円08銭、ポンド・円は188円20銭、豪ドル・円は96円22銭で推移している。

■後場のチェック銘柄

・積極的な参加者は限られ全体として大きなトレンドは出難い
・任天堂<7974>、ディーエヌエー<2432>、ソニー<6758>など需給良好で強い動き
・シャープ<6753>の信用動向は既に売り超の需給

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

・12:40 黒田日銀総裁が講演予定(読売国際経済懇話会)

<海外>

・時間未定・韓国中央銀行が政策金利発表(1.75%で現状維持の予想)



<FA>

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