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今日の為替市場ポイント：米利上げ先送りの思惑でドルの上値は重くなりそう
[15/05/18]
提供元：株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
15日のドル・円相場は、東京市場では119円16銭から118円58銭で推移。欧米市場でドルは一時119円93銭まで買われたが、119円19銭まで反落し、119円25銭で取引を終えた。
本日18日のドル・円は119円台前半で推移か。米利上げ先送りへの思惑が広がっており、ドルの上値はやや重くなりそうだ。
15日発表された4月の米鉱工業生産と5月ミシガン大学消費者信頼感指数（速報値）はいずれも市場予想を下回った。4月鉱工業生産は前月比-0.3％で5カ月連続のマイナスを記録した。市場予想は0.0％だった。5月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は市場予想の95.9に対して88.6となった。
市場参加者の間では、4-6月期における米景気の大幅な回復は期待できないとの見方が広がっており、多くの関係者は米連邦準備制度理事会（FRB）による利上げは、今年後半に先送りされると予想している。
米株式市場の参加者は利上げ先送りを嫌気していないようだが、景気回復に対する期待は後退しつつある。イエレンFRB議長が「株式市場のバリュエーションは総じてかなり高い」と指摘したことが改めて意識されるかもしれない。なお、イエレン議長は「長期金利は非常に低い水準にあり、利上げ後に急激に上昇する可能性はある」との見方も示しており、米国債も割高な状態にあることを示唆している。
＜FA＞
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