金融セクターが堅調、日経平均は節目の2万円目指す展開へ【クロージング】
[15/05/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
18日の日経平均は大幅に続伸。157.35円高の19890.27円(出来高概算27億6000万株)で取引を終えた。15日の米国市場ではNYダウは上昇し、S&P500指数は連日で最高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円高の19795円だった。この流れを受けて買い優勢の展開から始まっている。
その後も決算評価の流れのほか、投信設定に伴う資金流入期待が高まるなか、日経平均はじりじりと上げ幅を拡大させた。特に保険株やメガバンクなど銀行株が終日強い値動きとなって相場全体をけん引する格好となり、日経平均は本日の高値で取引を終えている。
東証1部の騰落銘柄は値上がり数は、全体の7割近くを占めている。セクターでは保険の上昇率が5%を超えているほか、銀行が3%を超える上昇。その他、パルプ紙、非鉄金属、卸売、陸運、鉱業、電力ガス、食料品、その他金融などの強さが目立った。一方で、サービスのみが小幅に下げている。
第一生命<8750>が10%を超える上昇のほか、メガバンクについては三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>が高値引けとなり、三井住友<8316>はほぼ高値圏で取引を終えている。決算や株主還元策を評価した物色が改めて強まっていた。一方で、中小型株の一角や任天堂<7974>などこれまで強い値動きが続いていた銘柄には、利益確定の動きも目立っていた。金融セクターへの物色が安心感につながっているが、利益確定も出やすい水準のようである。
日経平均は上値抵抗として意識されていた25日線を突破してきている。これにより4月30日に空けたマド(19852-20031円辺り)下限を捉えてきている。マド埋めから節目の2万円大台回復が次第に意識されることになりそうだ。
<AK>









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