ユーロ週間見通し:弱含みか、ユーロ建て債券売却増加の可能性も
[15/05/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■大幅下落、ECBは資産購入の前倒し実施の可能性
先週のユーロ・ドルは大幅下落。クーレ欧州中央銀行(ECB)専務理事が5月と6月に資産購入を増やす方針を明らかにしたことや4月の米コアインフレ率が市場予想を上回ったことが要因。ギリシャ政府と国際債権団との債務交渉が難航していることも嫌気された。取引レンジは1.1002ドル-1.1453ドル。
■上値の重い展開か、ギリシャ債務協議に対する懸念残る
今週のユーロ・ドルは上値の重い展開となりそうだ。独仏首脳が交渉期限に設定した5月末に向けたギリシャ政府の国際債権団との債務交渉への警戒感は消えていない。ECBは資産購入額を増やす可能性を示唆しており、リスク回避的なユーロ売りは継続する可能性がある。
予想レンジ:1.0700ドル-1.1200ドル
■弱含み、資産購入前倒し発言や日銀による景気先行き判断引き上げを嫌気
先週のユーロ・円は下落。ECBによる資産購入前倒しの思惑が浮上したことやギリシャ政府と国際債権団の債務交渉は難航していることが嫌気された。日本銀行が景気先行きについての判断を引き上げたこともユーロ売り・円買いを促す一因となったようだ。取引レンジは133円73銭-136円96銭。
■弱含みか、ユーロ建て債券売却増加の可能性も
今週のユーロ・円は弱含みか。日本の投資家によるユーロ建て債券の売却が増える可能性があること、ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥る可能性が残されていることから、リスク回避的なユーロ売り・円買いは継続する可能性がある。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・28日・5月業況判断指数(予想:0.34、4月:0.32)
予想レンジ:132円00銭-135円00銭
<TN>









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