今日の為替市場ポイント:米早期利上げ観測再浮上でリスク選好的なドル買い継続も
[15/05/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
22日のドル・円相場は、東京市場では121円10銭から120円64銭で軟調推移。欧米市場でドルは一時121円57銭まで上昇し、121円54銭で取引を終えた。
本日25日のドル・円は121円台で底堅い動きを続ける見込み。米国の早期利上げ観測が再浮上していることから、リスク選好的なドル買いは継続する可能性がある。
イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は22日の講演で、米経済は第1-3月期の減速から持ち直すと指摘し、年内利上げを示唆した。イエレンFRB議長は、経済減速は一時的であり、今後は力強さを増すとの見方を示した。
イエレンFRB議長は、「雇用とインフレの目標を達成するまで金融引き締めを遅らせた場合、経済を過熱させる恐れがある」と指摘しており、この発言を意識して利上げ先送り観測は後退したようだ。
ただし、6月利上げを想定している市場関係者は依然として少ない。4月消費者物価コア指数は市場予想を上回ったが、医療費や住居費が増えたことが要因。賃金上昇率はやや鈍化しており、この状況で利上げを行った場合、個人消費は低迷し、米経済成長率の鈍化は避けられないとの声が聞かれている。
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