ITバブル高値が射程に【クロージング】
[15/05/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
25日の日経平均は7営業日続伸。149.36円高の20413.77円(出来高概算20億5000万株)で取引を終えた。一時20417.77円まで上げ幅を拡大させており、15年ぶりの高値水準を更新している。米早期利上げ観測の再燃によって円相場が1ドル121円半ばと円安に振れていることやシカゴ先物清算値が大阪比85円高の20365円だった流れを受けて、買い先行で始まった。買い一巡後は高値圏でのこう着となる局面もみられたが、前場半ば辺りから、じりじりと上げ幅を拡大。また、14時半辺りに関東地方で強い地震が発生しており、やや売り仕掛け的な動きもあったが、これが大引けにかけてのショートカバーにつながる展開だった。
今晩の米国市場が休場となることから、商いは低水準だった。東証1部の売買代金は2.1兆円にとどまっており、4月27日以来、約1ヶ月ぶりの低い水準である。明日も祝日の影響から海外勢のフローが限られるため、薄商いの相場展開が続こう。
日経平均は4月高値とのダブルトップ水準を上放れてきており、トレンドが強まりやすいだろう。2000年のITバブル高値である20800円台への意識が強まりやすい。また、指数はファーストリテ<9983>などインパクトの大きい値がさ株がけん引した格好だが、中小型株への出遅れ物色なども目立っていた。需給関係は良好であり、先高期待が一段と高まることになりそうだ。
<AK>










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