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25日のドル・円相場は、東京市場では121円49銭から121円78銭で堅調推移。欧米市場でドルは一時121円45銭まで売られたが、121円57銭で取引を終えた。

本日26日のドル・円は121円台でやや底堅い動きを続ける見込み。121円近辺には短期筋などのドル買い興味が残されており、ドルは121円台前半で下げ渋る可能性がある。

フィッシャー米連邦準備制度理事会（FRB）副議長は25日の講演で「金利の正常化には数年を要する」との見解を表明した。フィッシャーFRB副議長は、市場が利上げ開始時期を過度に重視することについて懸念を示したもようだ。

利上げ時期についてFRB関係者の意見はおおよそ一致しており、利上げ時期は経済データ（指標）が決定する。市場関係者の多くは9月利上げを想定しているようだが、米国経済の情勢次第では6月か7月に利上げを行うことは可能である。

ただし、6月に利上げを行うことは現実的ではないとの見方が大半を占めており、5月雇用統計が多少改善しても6月利上げは時期尚早との声が多く聞かれている。個人消費は堅調とは言えず、賃金上昇は抑制されており、経済情勢を考慮するならば、利上げは9月以降に行うのが妥当かもしれない。



＜FA＞