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後場に注目すべき3つのポイント〜次第に様子見ムード強まる可能性

注目トピックス 市況・概況

26日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均高値更新も中小型に利食いの流れ、次第に様子見ムード強まる可能性
・ドル・円は121円79銭付近、ギリシャ債務問題への警戒感から上げ渋る展開
・個人主体の一方向の需給に振らされやすい

■日経平均高値更新も中小型に利食いの流れ、次第に様子見ムード強まる

日経平均は小幅に続伸。2.48円高の20416.25円(出来高概算9億8000万株)で前場の取引を終えている。25日の米国市場はメモリアルデーの祝日で休場となり、海外勢もフローが限られる。また、ギリシャの債務危機やスペインの政治情勢を巡る不透明感なども警戒されている。一方で企業の業績拡大期待が根強く、押し目買い意欲の強さが窺える。

日経平均は寄り付き直後に20456.43円まで上げ幅を拡大し、15年ぶりの高値水準を更新。その後は利益確定など売り買いが交錯する展開となり、20378.77円と20400円を下回る局面もみられた。規模別指数では小幅ながら大型、中型、小型株指数ともに下落しているが、小幅な下げにとどまっている。

セクターでは空運、パルプ紙、鉄鋼、倉庫運輸、石油石炭、海運、鉱業、ゴム製品、保険、卸売が堅調。一方で、利益確定が優勢になるなか、証券、その他金融、銀行などが小安い。

日経平均は77円程度の狭いレンジでのこう着となった。ギリシャの債務危機などが重石のようだが、海外勢のフローが限られていることもあり、東証1部の売買代金は1兆円を下回っている。また、日経平均は小幅にプラス圏で前場を終えているが、中小型株に利食いの動きが目立っており、日経平均の底堅い値動きよりも、地合いとしては手掛けづらさが窺える。

また、朝方に強い動きから始まったことで、その後の調整で押し目買いを入れ難くなっているように映る。参加者が限られる中で、個人主体の一方向の需給に振らされやすく、様子見ムードが次第に強まる可能性もありそうだ。

■ドル・円は121円79銭付近、ギリシャ債務問題への警戒感から上げ渋る展開

ドル・円は121円79銭付近で推移。ドル・円は、ギリシャ債務問題への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・ドルは弱含み、1.0980ドルから1.10931ドルまで軟調推移。資産購入プログラムの前倒し観測、ギリシャ債務問題への警戒感から軟調に推移した。ユーロ・円は小動き、133円14銭から133円37銭で推移。

12時35分時点のドル・円は121円79銭、ユーロ・円は133円32銭、ポンド・円は188円20銭、豪ドル・円は95円41銭で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は77円程度の狭いレンジでのこう着
・中小型株に利食いの動き
・個人主体の一方向の需給に振らされやすい

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

・12:45 20年利付国債の入札結果発表

<海外>

・特になし



<FA>

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