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リバランスの動き中心で過熱への警戒不要か【クロージング】

注目トピックス 市況・概況

26日の日経平均は8日続伸。23.71円高の20437.48円(出来高概算19億1000万株)で取引を終えた。一時20473.85円まで上げ幅を拡大させており、連日で15年ぶりの高値水準を更新している。25日の米国市場がメモリアルデーの祝日で休場となり、商いは膨らみづらい需給状況であったが、出遅れているセクターへの物色が強まったほか、指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、日東電<6988>、京セラ<6971>などが日経平均をけん引している。

セクターでは鉄鋼、空運、パルプ紙、石油石炭、海運、倉庫運輸、鉱業などが堅調。一方で、証券、その他金融、銀行、サービス、医薬品、機械などが利益確定の流れに。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。

日経平均は8営業日続伸となり、短期的な過熱警戒感が高まってきている。ただし、中身をみると出遅れ感のある銘柄やセクターなどへ向かう一方で、これまで強かったセクターなどには利益確定が優勢となるなど、リバランスの動きが中心のようだった。中小型株などは利益確定の売りが目立っており、過度な期待感からの物色はなく、冷静な値動きであろう。

また、為替市場では円相場が1ドル122円台半ばまで円安が進んできている。ギリシャの債務危機やスペインの政治情勢など外部環境は不透明ではあるが、円安を受けて業績期待が強まる可能性がある。足元で利食いが続いていた自動車株などへの再評価も意識されそうだ。




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