後場に注目すべき3つのポイント〜10連騰意識も短期筋は回転が利きづらい状況
[15/05/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
28日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・10連騰意識も短期筋は回転が利きづらい状況
・ドル・円は124円11銭付近、東京株式市場強含みで連れ高推移
・金融セクターが強く先高期待
■10連騰意識も短期筋は回転が利きづらい状況
日経平均は続伸。136.70円高の20609.28円(出来高概算17億1000万株)で前場の取引を終えている。27日の米国市場の上昇や円相場がNY時間で1ドル124円台に乗せたことなどが材料視され、買い先行の展開となった。日経平均は寄り付き直後に20600円をつけると、その後20632.31円まで上げ幅を拡大させている。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超えており、過半数を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに上昇。セクターでは、保険、銀行、輸送用機器、ゴム製品、電力ガス、機械、電気機器、その他金融、証券、ガラス土石などが堅調。半面、水産農林、サービス、陸運、石油石炭、食料品、パルプ紙、海運などが利食いに。
買い疲れ感を指摘する向きもあるが、日経平均は27年ぶりの10連騰になりそうである。円相場が1ドル124円台に接近してきており、手掛かり材料になりそうである。また、金融セクターが強い値動きをみせていることも、先高期待につながろう。
一方で、中小型株などの値動きは鈍く、主力処に資金がシフトしている状況のようである。ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、ダイキン<6367>、ホンダ<7267>、日東電<6988>などのインパクトも大きい。しかし、寄り付き近辺が高値となっている銘柄も多く、短期筋は回転が利きづらい状況である。先高期待は強いものの、参加しづらいことで、需給が大きく買いに傾きづらい。これが良好な需給につながっていそうだ。
■ドル・円は124円11銭付近、東京株式市場強含みで連れ高推移
ドル・円は124円11銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が強含みに推移していることで堅調推移。ユーロ・ドルは小動き、1.0890ドルから1.0920ドルで推移。資産購入プログラムの前倒し観測、ギリシャ債務問題への警戒感から上げ渋る展開となった。ユーロ・円は強含み、134円76銭から135円40銭まで堅調推移。
12時20分時点のドル・円は124円11銭、ユーロ・円は135円40銭、ポンド・円は190円51銭、豪ドル・円は95円36銭で推移している。
■後場のチェック銘柄
・金融セクターが強く先高期待
・円安進行も手掛かり材料に
・大きく買いに傾きづらく良好な需給に
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・12:45 2年国債入札の結果発表
<海外>
・15:00 スイス・4月貿易収支(3月:+25.2億スイスフラン)
・15:20 ウイリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演(シンガポール)
<FA>









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