9日の米国市場ダイジェスト:ダウは2ドル安、早期利上げ懸念が上値抑える
[15/06/10]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは2ドル安、早期利上げ懸念が上値抑える
NYダウ ナスダック
終値 :17764.04 終値 :5013.87
前日比:-2.51 前日比:-7.76
始値 :17766.95 始値 :5013.13
高値 :17817.83 高値 :5027.02
安値 :17714.97 安値 :4974.62
9日の米国株式相場は下落。ダウ平均は2.51ドル安の17764.04、ナスダックは7.76ポイント安の5013.87で取引を終了した。朝方は、昨日の下落を受けて買い戻しが入ったが、4月JOLT求人件数が約14年ぶりの高水準となったことで再び早期利上げへの懸念が強まり、売り買いが交錯する展開となった。NY原油先物相場は一時3%強上昇したものの、相場を押し上げるには至らなかった。セクター別では、家庭用品・パーソナル用品や銀行が上昇する一方で不動産や運輸が下落した。
ヨガウェアのルルレモン・アスレティカ(LULU)は決算内容が好感され、上昇。動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は、本日開催の年次株主総会で株式分割が承認される可能性があることで堅調推移。一方で、航空会社のサウスウエスト・エアラインズ(LUV)は、下半期の旅客輸送能力を抑制する方針が嫌気され、下落。通信大手のTモバイルUS(TMUS)は、筆頭株主であるドイツテレコムが携帯電話のスプリント(S)を合併先として希望していたことが報じられ売られた。
ギリシャは、国際債権団に提出した新改革案基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字目標を引き上げたが、欧州委員長のユンケル委員長は同改革案に否定的な見方を示した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は124円34銭、予想を上振れた米JOLT求人件数を好感
9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、124円02銭から124円44銭まで上昇し、124円34銭で引けた。予想を上振れた4月JOLT求人件数、卸売在庫を受けて、債券利回りの上昇に伴うドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1214ドルまで下落後、1.1291ドルまで上昇し、1.1281ドルで引けた。ギリシャ債務協議への懸念を受けたユーロ売りが先行した。ユーロ・円は、139円40銭まで下落後、140円42銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.5258ドルまで下落後、1.5389ドルまで上昇。ドル・スイスは、0.9333フランまで上昇後、0.9287フランまで下落した。
■NY原油:反発で60.14ドル、米国の生産や在庫の減少見通しで買い
NY原油は反発(NYMEX原油7月限終値:60.14↑2.00)。59.41ドルから60.38ドルまで上昇した。米エネルギー情報局(EIA)が前日、「シェールオイル生産は鈍化しており、その傾向は7月も続く」との見方を示したといわれ、供給後退の思惑から買いが先行したもよう。
また、10日発表予定のEIA週報(週次石油在庫統計)について、国内全体や原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫が減少予想になっていることも、買い材料になった。なお、EIAが9日発表した6月短期エネルギー見通しでは、今年の原油生産予想が引き上げられたが(日量943万バレル、5月時点は919万バレル)、売りは限定的だった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 17.30ドル +0.215ドル(+1.26%)
モルガン・スタンレー(MS) 39.12ドル +0.030ドル(+0.08%)
ゴールドマン・サックス(GS)209.11ドル -0.680ドル(-0.32%)
インテル(INTC) 31.25ドル -0.050ドル(-0.16%)
アップル(AAPL) 127.42ドル -0.380ドル(-0.30%)
グーグル(GOOG) 526.69ドル -0.140ドル(-0.03%)
フェイスブック(FB) 80.67ドル +0.000ドル(+0.00%)
キャタピラー(CAT) 86.71ドル +0.560ドル(+0.65%)
アルコア(AA) 12.19ドル -0.060ドル(-0.45%)
ウォルマート(WMT) 72.46ドル -0.150ドル(-0.21%)
スプリント(S) 4.53ドル +0.030ドル(+0.67%)
<NO>










SEO関連




