米利上げ観測が再燃するかを見極め、ファナックは強弱感対立【クロージング】
[15/07/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
29日の日経平均は小幅に4営業日続落。米株高の流れから買いが先行したが、指数インパクトの大きいファナック<6954>や東エレク<8035>の下方修正が嫌気され、他の電子部品株などへの利食いに波及した。一方で、ゲーム株の一角やKDDI<9433>など通信、指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>などが下支えする格好となった。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり、値下がり数が拮抗しており、若干ながら値上がり数が上回っている。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに上昇しており、結局のところ、ファナックに抑えられた格好だった。
引き続き決算を手掛かりとした物色が続くほか、明日は連邦公開市場委員会(FOMC)結果、声明文を受けて、利上げへの思惑が再燃するかが注目される。利上げ観測が再燃し、円相場が再び円安基調に向かうようだと、本日低迷していた景気敏感セクターへの押し目買いが意識される。
ファナックについては、出来高を伴っての下落となり、長い下ひげを残す格好に。いったんは底打ちが意識されやすいが、陽線で終われなかった辺りは、戻り待ちの売り圧力も意識されやすい。しばらくは強弱感が対立しやすいだろう。
<AK>










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