後場に注目すべき3つのポイント〜SOSEI高値更新で他の中小型株などへ波及しやすい
[16/05/09]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
9日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・SOSEI高値更新で他の中小型株などへ波及しやすい
・ドル・円は107円36銭付近、ドル伸び悩み、日本株の上げ幅縮小で
・通信大手をチェック〜KDDI、NTT、NTTドコモは前引け時点マイナス
■ SOSEI高値更新で他の中小型株などへ波及しやすい
日経平均は反発。86.75円高の16193.47円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えている。シカゴ日経225先物清算値は16080円と大阪比変わらずだが、大阪225先物は16230円とこれを大きく上放れてのスタートとなった。また、米雇用統計が予想を下振れたことで、6月のFOMCでの利上げ観測が後退するなか、円高が重しとなるものの、為替相場が落ち着いていることが安心感につながっている。直近6営業日続落で大きく下げていたこともあり、自律反発の流れとなった。
もっとも、決算発表が本格化する中で積極的に上値を買う流れにはならず、寄り付き直後に16292.86円まで上げ幅を拡大したに後は、16200円を挟んでのこう着が続いている。セクターでは不動産、ガラス土石、小売、その他製品、金属製品、その他金融、証券、水産農林がしっかり。半面、鉄鋼、保険、空運、海運、電力ガスが小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の6割を占めている。
日経平均は狭いレンジでの取引が続いており、手掛けづらさはある。一方でマザーズ指数は2%を超える上昇となっており、個人主体の物色意欲は旺盛であろう。SOSEI<4565>は利食い先行後に切り返しをみせており、4月20日以来の最高値を更新している。資金回転が利いている状況であり、利食い資金が他の中小型株などへ波及しやすいだろう。決算が本格化していることもあり、好業績銘柄等へは値幅取り狙いの資金が集中しやすいと考えられる。
日経平均は方向感が掴みづらいとみられるが、中小型株については資金の逃げ足は速いものの、押し目買い意欲は強そうである。
(株式部長 村瀬智一)
■ドル・円は107円36銭付近、ドル伸び悩み、日本株の上げ幅縮小で
9日午前の東京外為市場で、ドル・円は伸び悩む展開となった。日経平均株価の上げ幅縮小を受けた値動き。
ドル・円は午前中、国内実需筋によるドル買いで一時107円63銭まで上昇したが、日経平均株価の上げ幅縮小を受け昼にかけては107円30銭台で推移した。
ランチタイムの日経平均先物は上げ幅を縮小したが、その後はプラス圏でほぼ横ばいとなっているため、ドル・円は午後の取引でも107円台は維持できそうだ。ただ、上海総合指数が弱含む展開となっており、ドルの重石になる可能性はあろう。
ここまでドル・円は107円07銭から107円63銭、ユーロ・ドルは1.1380ドルから1.1401ドル、ユーロ・円は122円01銭から122円51銭で推移した。
12時27分時点のドル・円は107円36銭、ユーロ・円は122円35銭、ポンド・円は154円86銭、豪ドル・円は79円14銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、日経平均を約15円押し上げ
・ニチイ学館、大成建設など3社の目標株価変更
・通信大手をチェック〜KDDI<9433>、NTT<9432>、NTTドコモ<9437>は前引け時点マイナス
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・14:00 4月消費者態度指数(予想:40.7、3月:41.7)
<海外>
・15:00 独・3月製造業受注(前月比予想:+0.6%、2月:-1.2%)
<WA>
・SOSEI高値更新で他の中小型株などへ波及しやすい
・ドル・円は107円36銭付近、ドル伸び悩み、日本株の上げ幅縮小で
・通信大手をチェック〜KDDI、NTT、NTTドコモは前引け時点マイナス
■ SOSEI高値更新で他の中小型株などへ波及しやすい
日経平均は反発。86.75円高の16193.47円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えている。シカゴ日経225先物清算値は16080円と大阪比変わらずだが、大阪225先物は16230円とこれを大きく上放れてのスタートとなった。また、米雇用統計が予想を下振れたことで、6月のFOMCでの利上げ観測が後退するなか、円高が重しとなるものの、為替相場が落ち着いていることが安心感につながっている。直近6営業日続落で大きく下げていたこともあり、自律反発の流れとなった。
もっとも、決算発表が本格化する中で積極的に上値を買う流れにはならず、寄り付き直後に16292.86円まで上げ幅を拡大したに後は、16200円を挟んでのこう着が続いている。セクターでは不動産、ガラス土石、小売、その他製品、金属製品、その他金融、証券、水産農林がしっかり。半面、鉄鋼、保険、空運、海運、電力ガスが小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の6割を占めている。
日経平均は狭いレンジでの取引が続いており、手掛けづらさはある。一方でマザーズ指数は2%を超える上昇となっており、個人主体の物色意欲は旺盛であろう。SOSEI<4565>は利食い先行後に切り返しをみせており、4月20日以来の最高値を更新している。資金回転が利いている状況であり、利食い資金が他の中小型株などへ波及しやすいだろう。決算が本格化していることもあり、好業績銘柄等へは値幅取り狙いの資金が集中しやすいと考えられる。
日経平均は方向感が掴みづらいとみられるが、中小型株については資金の逃げ足は速いものの、押し目買い意欲は強そうである。
(株式部長 村瀬智一)
■ドル・円は107円36銭付近、ドル伸び悩み、日本株の上げ幅縮小で
9日午前の東京外為市場で、ドル・円は伸び悩む展開となった。日経平均株価の上げ幅縮小を受けた値動き。
ドル・円は午前中、国内実需筋によるドル買いで一時107円63銭まで上昇したが、日経平均株価の上げ幅縮小を受け昼にかけては107円30銭台で推移した。
ランチタイムの日経平均先物は上げ幅を縮小したが、その後はプラス圏でほぼ横ばいとなっているため、ドル・円は午後の取引でも107円台は維持できそうだ。ただ、上海総合指数が弱含む展開となっており、ドルの重石になる可能性はあろう。
ここまでドル・円は107円07銭から107円63銭、ユーロ・ドルは1.1380ドルから1.1401ドル、ユーロ・円は122円01銭から122円51銭で推移した。
12時27分時点のドル・円は107円36銭、ユーロ・円は122円35銭、ポンド・円は154円86銭、豪ドル・円は79円14銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、日経平均を約15円押し上げ
・ニチイ学館、大成建設など3社の目標株価変更
・通信大手をチェック〜KDDI<9433>、NTT<9432>、NTTドコモ<9437>は前引け時点マイナス
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・14:00 4月消費者態度指数(予想:40.7、3月:41.7)
<海外>
・15:00 独・3月製造業受注(前月比予想:+0.6%、2月:-1.2%)
<WA>









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