欧米為替見通し:ドル・円やや弱含みか、日銀政策決定後の円高リスク警戒浮上
[16/09/20]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
今日の欧米外為市場では、ドル・円はやや弱含む展開となりそうだ。日銀が明日発表する金融政策への不透明感から、市場では100円割れの観測も出始めた。今晩の欧米市場では様子見ムードのなか、円高リスクへの思惑が広がりやすいだろう。
日銀は今日と明日開催の金融政策決定会合での議論を踏まえ、21日正午過ぎに金融政策を発表する。物価上昇目標を達成するためにこれまで実施してきた量的・質的金融緩和策に関する「総括的な検証」により、どのような内容を打ち出すか注目される。今回は「検証」にとどめ、具体的な緩和策は見送るとの見方が浮上する一方、マイナス金利の-0.1%から-0.2%への拡大や国債利回り曲線の修正に踏み切るとの観測もあり、市場コンセンサスは定まっていない。
ただ、いずれにしても今年1月以降、日銀の政策内容にかかわらず会合後は円高に振れるとの意識が市場に定着。ある市場関係者からは「ドル・円は8月安値付近の99円50銭まで下落する可能性がある」との指摘もみられる。20日のアジア市場でドル・円は上値の重い展開となっていることで、別の市場関係者は、「欧米市場で日銀の政策手段は限界との見方が広がると、ドル売り・円買いに振れやすい」とみている。
他方、米連邦準備制度理事会(FRB)も20-21日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開催するが、時差の関係でFRBの政策と声明の発表は、日銀よりも半日あまり遅い日本時間22日3時となる。今回のFOMCでの利上げは見送られる公算だが、市場では12月の追加利上げ観測が高まりつつある。このため、日銀の会合後に円高に振れても、米FOMC後は年内利上げ観測を背景としたドル買いにより円高が抑えられるとの思惑もあるようだ。
【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・8月住宅着工件数(予想:119.0万戸、7月:121.1万戸)
・21:30 米・8月住宅建設許可件数(予想:116.5万戸、7月:114.4万戸修正値)
・米連邦公開市場委員会(FOMC)(21日まで)
<WA>









SEO関連




