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11時時点の日経平均は3日ぶり小幅反落、三菱自やコマツが3%超の下落

注目トピックス 市況・概況
11時00分現在の日経平均株価は17339.97円(前日比25.28円安)で推移している。25日の米国市場でNYダウが53ドル安となったことや、ドル・円相場がリスク回避の円買い優勢でやや円高方向に振れていたことから、日経平均は利益確定売りが先行して36円安でスタートした。寄り付き後は17300円を下回る場面が見られたものの、その後は為替が1ドル=104.30円台まで円安に戻すとともにじりじりと下げ幅を縮める展開となっている。ただ、ここまでの東証1部売買代金は概算で7100億円と商いはさほど盛り上がっていない。

個別では、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>、三菱商事<8058>、ファーストリテ<9983>などがさえない。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>といったメガバンク株は小安い、直近で上昇の目立った三菱自<7211>や、米キャタピラーの決算がマイナス視されたコマツ<6301>は3%超下落している。また、日鋳鉄管<5612>、イトーキ<7972>、東陽倉<9306>などが東証1部下落率上位となっている。一方、上場2日目のJR九州<9142>が小幅高で推移しているほか、日本電産<6594>、ソフトバンクグ<9984>、JT<2914>などがしっかり。業績観測の報じられたNTTドコモ<9437>も堅調。前日に業績予想の修正や自社株買い実施を発表した太平洋セメ<5233>は8%超、一部証券会社の投資評価引き上げが観測されたHOYA<7741>は5%超上昇している。また、TDCソフト<4687>、あすか薬<4514>、トランザクショ<7818>などが東証1部上昇率上位となっている。

(株式アナリスト 小林大純)


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