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欧米為替見通し:米7-9月期GDPにらみ、予想通りならドル・円小じっかりか

注目トピックス 市況・概況


今日の欧米外為市場では、米国の7-9月期国内総生産(GDP)速報値の発表が焦点となる。メーンシナリオの米連邦準備理事会(FRB)の12月利上げを後押しする内容となれば、ドル・円はドル買い基調が続く見通し。ただ、3カ月ぶりの高値圏に上昇しており、一段の上値追いは想定しにくい面もある。

今晩21時半発表の米国の7-9月期GDP速報値は、4-6月期の前期比年率+1.4%を上回る+2.6%が市場コンセンサス。予想内の内容となれば、米FRBの12月利上げ観測が一段と高まり、ドル買い基調を強めるだろう。また、同じ時間に発表される7-9月期雇用コスト指数で安定した個人所得などが確認されれば、利上げ観測をさらに支援することになろう。

ただ、ドル・円は前日海外市場で節目の105円台を回復し、7月末以来の高値圏に上昇。足元では過熱感もあるため、一段の上値追いは期待しにくい面もある。欧米市場で堅調な米GDPなどを手がかりにドル買いが強まっても、105円半ば以上は上値が重くなりそうだ。来週は日銀金融政策決定会合(10月31日-11月1日)や米連邦公開市場委員会(FOMC)(11月1-2日)の開催、米10月雇用統計(11月4日)の発表など重要イベントが予定されるため、今日の時点ではドル上昇一服後に様子見ムードが広がる可能性がある。


【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・10月景況感指数(予想:104.9、9月:104.9)
・21:00 独・10月消費者物価指数速報値(前年比予想:+0.8%、9月:+0.7%)
・21:30 米・7-9月期GDP速報値(前期比年率予想:+2.6%、4-6月期:+1.4%)
・21:30 米・7-9月期雇用コスト指数(前期比予想:+0.6%、4-6月期:+0.6%)
・23:00 米・10月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:88.2、速報値:
87.9)




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