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個別銘柄戦略:強弱感が対立しやすく、戻り待ちの売り圧力が意識される

注目トピックス 市況・概況
27日の日本株市場は利食い優勢の展開になりそうである。26日の米国市場は小反落だった。注目された税制改革案は、概ね予想通りの内容だったこともあり、直近の大幅な上昇に対する利益確定に向かわせた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円安の19175円だった。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好となろうが、想定内といったところであろう。前日までの上昇で75日線を明確に上放れてきたほか、5日、25日線との短期ゴールデンクロスとなり、25日線の他、切り上がりをみせる5日線が支持線として意識される。一目均衡表では雲下限を突破し、雲上限に接近してきている。週間形状では13週線と上放れてきており、シグナルが好転しており、下値の堅さは意識されそうだ。価格帯別出来高では19200-19500円処が一番積み上がりをみせているため、ここからが強弱感が対立しやすく、戻り待ちの売り圧力が意識されてくるところである。大型連休を控えていることもあり、決算等を手掛かりとした個別対応になりそうだ。決算では、LINE<3938>が嫌気される一方で、花王<4452>、古河電<5801>が好感されそうだ。格上げ等が観測されているところでは、オービック<4684>、T&DHD<8795>、ホシザキ<6465>など。一方で格下げ等が観測されているIHI<7013>、東洋水産<2875>、日清食品<2897>には利食いが向かいやすいか。



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