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欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米利下げ打ち止め観測も米中合意の遅れを材料視

注目トピックス 市況・概況
31日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて利下げ打ち止め観測が広がり、ドル売りは後退しよう。ただ、米中貿易協議の合意の遅れを受け、クロス円が伸び悩めばドルの上昇を抑制しそうだ。

米連邦準備制度理事会(FRB)は29-30日に開催したFOMCで、市場の予想通り政策金利を25bp引き下げた。会合後の声明では、景気拡大に向け「適切に行動する」との従来の文言を削除。市場は利下げの打ち止めと受け止め、前日NY市場終盤にドル・円は一時109円台を回復した。ただ、米10年債利回りの低下で、108円後半に失速している。本日のアジア市場で注目された日銀金融政策決定会合では、日銀が現行の金融政策の維持を決定。マイナス金利の深掘りを期待した参加者による失望の円買いが観測され、ドル・円は108円半ばまで値を下げる場面もあった。

この後の海外市場では、FOMCの政策決定を消化する展開となりそうだ。また、19時に発表されるユーロ圏の7-9月期国内総生産(GDP)と10月消費者物価指数(CPI)はいずれも前回から鈍化が予想され、ユーロ圏域内経済の回復の遅れを嫌気したユーロ売りでドルが選好される可能性があろう。また、21時半の米国の9月個人消費支出(PCE)は前回から改善が見込まれ、ドル買いの支援材料に。ただ、11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の開催断念を受け、そのタイミングでの米中貿易協議の部分合意は先送りされるとの見方からクロス円が伸び悩み、ドル・円の重しとなろう。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・19:00 ユーロ圏・7-9月期GDP速報値(前年比予想:+1.1%、4-6月期:+1.2%)
・19:00 ユーロ圏・10月消費者物価指数速報値(前年比予想:+0.7%、9月:+0.9%)
・19:00 ユーロ圏・9月失業率(予想:7.4%、8月:7.4%)
・21:00 南ア・9月貿易収支(予想:+20億ランド、8月:+68億ランド)
・21:30 米・9月個人所得(前月比予想:+0.3%、8月:+0.4%)
・21:30 米・9月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+0.3%、8月:+0.1%)
・21:30 米・9月コアPCE価格指数(前年比予想:+1.7%、8月:+1.8%)
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:21.5万件、前回:21.2万件)
・21:30 米・7-9月期雇用コスト指数(前期比予想:+0.7%、4-6月期:+0.6%)
・22:45 米・10月シカゴ購買部協会景気指数(予想:48.0、9月:47.1)
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が任期満了
・ユンケル欧州委員長が任期満了





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