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米国株見通し:下げ渋りか、今週の重要経済指標を控え売りは限定的

注目トピックス 市況・概況
(15時30分現在)

S&P500先物      3,007.12(+0.12)
ナスダック100先物  9,833.38(-32.12)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物は小幅高、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物はやや売り先行。欧州株安も波及する見通しで、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。


26日の主要3指数は大幅反落。全般的に2%超下げ、ダウは730ドル安と大きく値を下げ、一時25000ドルを割り込む場面もあった。各州はロックダウンの制限措置を徐々に解除してきたが、新型コロナウイルスの感染再拡大により複数の州で解除を停止。経済の早期正常化期待は遠のき、株売り優勢の展開に。また、連邦準備制度理事会(FRB)が大手行の配当制限などの措置を発動したことで、ゴールドマンスやJPモルガン・チェースなどが売り戻された。


本日も売り先行の見通し。香港統治などをめぐる米中対立でトランプ大統領は中国とのデカップリング(切り離し)を示唆しており、両国関係の一段の悪化が警戒される。そうしたなか、中国政府は香港で統制を強める「国家安全維持法案」を審議中で、売り要因になりやすい。また、引き続き米国内での感染再拡大が意識され、株買いは入りづらい見通し。ただ、今週はISM製造業景気指数(7月1日)や雇用統計(同2日)と重要経済指標が意識され、大幅な下げは想定しにくい。





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