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NY株式:NYダウ129ドル安、タカ派FOMCを警戒

注目トピックス 市況・概況
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は129.64ドル安の34168.09ドル、ナスダック2.83ポイント高の13542.12で取引を終了した。エネルギーセクターの上昇やITサービスのマイクロソフト(MSFT)の好決算などがけん引し寄り付き後、上昇。連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え買戻しが先行し堅調に推移した。その後、連邦準備制度理事会(FRB)は予想通り政策金利据え置きを決定し、声明もタカ派色を示さずプラス圏を維持。しかし、パウエル議長が会見で3月の利上げの可能性や各会合での利上げの可能性も除外しないと言及したほか、バランスシートの縮小も過去に比べて速やかなペースになると言及するなどタカ派姿勢を示したため売り圧力が強まり、ダウは下落に転じた。ナスダック総合指数はかろうじて上昇で終了。セクター別では半導体・同製造装置や銀行が上昇した一方、電気通信サービスが下落した。

オンライン賭けサイトを供給するドラフトキング(DKNG)やバイオのモデルナ(MRNA)はアナリストの投資判断引上げでそれぞれ上昇。玩具会社のマテル(MAT)は、エンタテ?メントのデイズニー(DIS)とプリンセスや映画「アナと雪の女王」関連の玩具製造権利の長期契約をかわしたと発表し、買われた。一方、航空機メーカーのボーイング(BA)は四半期決算で予想以上の損失を計上し、売られた。また、消費財メーカーのキンバリー・クラーク(KMB)は決算内容が予想を上回ったものの、インフレやサプライチェーン混乱が重しになると業績見通しを引き下げ、下落。同業のクロロックス(CLX)はパンデミック収束とともに需要が鈍化するとの見解にアナリストが投資判断を引き下げ、下落した

電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は取引終了後に四半期決算を発表。調整後1株利益は予想を上回ったが、サプライチェーンの混乱が年内いっぱい続くと警告し、時間外取引で売られている。半導体メーカーのインテル(INTC)は強弱まちまちの結果を受けて、やはり時間外取引で売られている。

Horiko Capital Management LLC



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