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今日の為替市場ポイント:日米金利差拡大の思惑残る

注目トピックス 市況・概況
29日のドル・円は、東京市場では124円30銭から123円11銭まで下落。欧米市場では、123円81銭まで買われた後、一時121円98銭まで反落し、122円88銭で取引終了。本日30日のドル・円は主に123円を挟んだ水準で推移か。日米金利差拡大の思惑は残されており、ドルはおおむね123円を挟んだ水準で推移する可能性がある。

報道によると、ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、「ロシアとの停戦交渉から発せられているシグナルはポジティブだが、ロシアによる攻撃が停止したわけではない」と述べた。一方、ロシア側ではフォミン国防次官が、「ウクライナの首都キエフと北部における軍事活動を大幅に縮小する」と発表した。ゼレンスキー大統領は「ロシア軍が引き続きウクライナへの攻撃を続ける可能性がある」との懸念を伝えており、すみやかな停戦実現は期待できないが、事態はやや改善しつつあるようだ。

市場参加者の間からは「ロシアとウクライナの和平交渉がさらに進展した場合、安全逃避的なドル買いは縮小し、原油先物は一段安となる可能性がある」との声が聞かれている。ドル・円については、ポジション調整的なドル売りは一巡した可能性があるが、4月1日に3月米雇用統計の発表を控えており、123円を挟んでもみ合う状態が続くとの見方が出ている。



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