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NY外為:ドル乱高下、パウエルFRB議長のタカ派発言や消費者信頼感上振れも期待インフレ率低下

注目トピックス 市況・概況
NY外為市場でドルは乱高下した。ドル・円は137円34銭まで上昇後、136円23銭まで反落し、再び137円台に上昇している。ユーロ・ドルは1.0090ドルまで上昇後、1.0045ドルへ反落。ポンド・ドルは1.1900ドルまで上昇後、1.1828ドルへ反落した。

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はジャクソンホールでの講演で、長期にわたり、金融引き締め策が必要になると強調すると同時に、時期尚早の金融緩和に転じるリスクを警告。物価安定には時間がかかるほか、FRBの力強い行動が必要になると表明した。

また、同時刻に発表された米8月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は58.2と、予想外に速報値55.1から上方修正され5月来で最高となった。FRBが期待インフレとして注視している同指数の1年期待インフレ率確報値は4.8%と、速報値5.0%から予想外に下方修正され年初来で最低。5-10年期待インフレ率確報値も2.9%と、やはり予想外に速報値3.0%から下方修正され7月と同水準となった。原油価格の下落が奏功した。

【経済指標】
・米・8月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:58.2(予想:55.5、速報値:55.
1)
・米・8月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:4.8%(予想5.0%、速報値:5.0%)
・米・8月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確報値:2.9%(予想3.0%、速報値:3.0%)



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