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欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、米インフレ鈍化や日銀政策の一部修正で

注目トピックス 市況・概況
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、米インフレ鈍化や日銀政策の一部修正で
28日の欧米外為市場では、ドル・円は弱含む展開を予想する。今晩発表の米PCEコア価格指数は低下が予想され、ドル売り先行の見通し。一方、日銀は長短金利操作(YCC)を一部柔軟化する方針を決め、円売りは後退しそうだ。

前日発表された米4-6月期国内総生産(GDP)速報値は前期比年率+2.4%と、予想に反し1-3月期の+2.0%よりも強い内容となった。また、欧州中銀(ECB)はこの日の理事会で追加利上げを決定したが、9月以降の政策方針が示されず、ユーロ安・ドル高が進行。ユーロ・ドルは1.10ドルを割り込み、ドル・円は141円前半に浮上した。本日アジア市場で日銀金融政策をめぐり思惑が交錯し、一時138円付近に下げた。

この後の海外市場は日米中銀の政策をにらんだ取引となる。米コアPCE価格指数はFRBが重要視する経済指標で、今晩発表の6月分は2021年10月以来の低水準に鈍化する見通し。想定通りインフレ鎮静化が示されれば連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化方針を弱め、ドル安要因に。一方、日銀はYCC運用で柔軟化を決定したほか今年の物価見通しについて上方修正し、今後の緩和修正への観測から円買いが見込まれる。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・7月景況感指数(予想:95.0、6月:95.3)
・21:00 独・7月消費者物価指数速報値(前年比予想:+6.2%、6月:+6.4%)
・21:30 米・6月個人所得(前月比予想:+0.5%、5月:+0.4%)
・21:30 米・6月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+0.4%、5月:+0.1%)
・21:30 米・6月コアPCE価格指数(前年比予想:+4.2%、5月:+4.6%)
・21:30 米・4-6月期雇用コスト指数(前期比予想:+1.1%、1-3月期:+1.2%)
・23:00 米・7月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:72.6、速報値:72.6)
・欧州中央銀行(ECB)専門家予測調査




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