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欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩みか、米指標改善ならドル買いも雇用をなお注視

注目トピックス 市況・概況
*17:25JST 欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩みか、米指標改善ならドル買いも雇用をなお注視
30日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。今晩発表の米経済指標が改善し、米追加利下げ観測が一服すればドルに買戻しが入りやすい。ただ、今週は雇用関連統計が注目され、過度なドル買いは抑制されそうだ。

前週末に発表された米コアPCE価格指数を受け連邦準備制度理事会(FRB)の年内追加利下げ観測で、前日の取引は米金利安・ドル安が先行し、ユーロ・ドルは一時1.1750ドル台に浮上。一方、米連邦政府の一部閉鎖リスクがドル売り圧力となり、リスク回避の円買いでドル・円は148円半ばに値を下げた。本日アジア市場で仲値にかけて国内勢によるドルの買戻しが強まると、ドル・円は148円80銭台に浮上する場面もあった。

この後の海外市場は米経済指標が焦点。今晩発表の経済指標で、JOLTS求人件数が堅調なら雇用市場の底堅さが意識されやすい。半面、消費者信頼感指数は悪化が予想される。FRB当局者からはインフレ圧力を懸念する声もあり、緩和的な政策に慎重な見解がドル買いを後押ししよう。ただ、今週後半の雇用統計を控えてドルの過度な買いは抑制されるだろう。政府機関閉鎖を巡る不透明感で、引き続きつなぎ予算の行方も投資家心理の重石となる。

【今日の欧米市場の予定】
・21:00 南アフリカ・8月貿易収支(予想:+183億ランド、7月:+203億ランド)
・21:00 独・9月消費者物価指数(予想:前年比+2.3%、9月:+2.2%)
・22:00 米・7月CS住宅価格指数(予想:前年比+1.8%、6月:+2.1%)
・22:45 米・9月シカゴPMI(予想:43.5、8月:41.5)
・23:00 米・8月JOLTS求人件数(予想:720万件、7月:718.1万件)
・22:45 米・9月CB消費者信頼感指数(予想:96.0、8月:97.4)




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