アイスタイル Research Memo(9):財務指標は悪化も、今期は先行投資期間と位置付け
[14/03/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■決算概要
(3)財務状況と経営指標
2013年12月末の財務状況に関しては表のとおりで、総資産は前期末比692百万円増加の6,216百万円となった。流動資産は現預金の減少により557百万円減少したが、固定資産が1,249百万円増加した。主な増加要因としては、投資有価証券の増加(+1,076百万円)と新本社移転などに伴う有形固定資産の増加(+204百万円)による。
一方、負債は前期末比201百万円増加の1,740百万円となった。主に有利子負債の増加(+64百万円)による。また、純資産は前期末比490百万円増加の4,475百万円となったが、このうち株主資本は8百万円の増加にとどまっており、増加要因の大半はアライドアーキテクツ<6081>の株式上場による有価証券評価差額金(465百万円)の計上によるものとなっている。
主要経営指標では、財務の安全性を示す流動比率や自己資本比率、D/Eレシオなどはいずれも健全な水準にあり、ネットキャッシュも1,000百万円を超えるなど財務状況は良好な状況が続いていると言える。一方、収益性に関しては前述したように、当第2四半期累計は大幅減益となり、一時的な低下は避けられないものの、同社<3660>では今期は将来の成長に向けた先行投資期間にあると位置付けており、2015年6月期以降は再び収益性の向上が見込まれる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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