3Dマトリックス Research Memo(5):マイルストーン収入などの期ズレで15/4期以降の予想は増額へ
[14/03/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■今後の見通し
(2)中期経営計画
2015年4月期、2016年4月期の業績計画に関しては、前回公表値よりも上方修正されている。2015年4月期に関しては、2014年4月期に見込んでいた止血材関連のマイルストーン収入、販売契約一時金収入などが期ズレによって上積みされることが主因となる。一方、国内の販売承認が遅れたことによって、止血材の国内販売は来期開始としている。その他の開発パイプラインのスケジュールに関しては従来想定を変更していない。
2015年4月期の事業収益の内訳を整理してみると、国内では止血材のマイルストーン収入1,300百万円、止血材の製品売上・その他で2,500百万円となり、海外では止血材や歯槽骨再建材などの販売契約一時金収入、マイルストーン収入が3,500百万円、止血材を中心とした製品売上げが3,500百万円程度になるとみられる。
今回の中期計画修正値は、国内外における開発パイプラインに関する販売承認や販売契約交渉がスケジュールどおり進んだことを前提としたものであり、これらスケジュールが遅れることがあれば、会社計画を再度下回るリスクがある。国内における止血材の販売承認時期もさることながら、米国における止血材の治験開始や歯槽骨再建材のFDAとの協議状況なども若干進捗が遅れ気味となっているのは事実であり、今後の動向が注目される。
なお、2015年4月期の新たな取り組みとしては、止血材のグローバル展開を進めるため、南米、中国においてもエリアを拡大し、事業化の準備を進めていく予定だ。南米はCEマークの取得によって、治験の必要がなく販売承認申請を行うことが可能となったため、販売パートナー探しも含めて早期の事業化が期待される。一方、中国では独自で事業化を進めていく方針で、早ければ2015年4月期から治験を開始し、2017年4月期の上市を目指している。南米、中国ともに人口が多いため、潜在的な市場規模が大きい魅力的な市場として同社<7777>では位置付けている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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(2)中期経営計画
2015年4月期、2016年4月期の業績計画に関しては、前回公表値よりも上方修正されている。2015年4月期に関しては、2014年4月期に見込んでいた止血材関連のマイルストーン収入、販売契約一時金収入などが期ズレによって上積みされることが主因となる。一方、国内の販売承認が遅れたことによって、止血材の国内販売は来期開始としている。その他の開発パイプラインのスケジュールに関しては従来想定を変更していない。
2015年4月期の事業収益の内訳を整理してみると、国内では止血材のマイルストーン収入1,300百万円、止血材の製品売上・その他で2,500百万円となり、海外では止血材や歯槽骨再建材などの販売契約一時金収入、マイルストーン収入が3,500百万円、止血材を中心とした製品売上げが3,500百万円程度になるとみられる。
今回の中期計画修正値は、国内外における開発パイプラインに関する販売承認や販売契約交渉がスケジュールどおり進んだことを前提としたものであり、これらスケジュールが遅れることがあれば、会社計画を再度下回るリスクがある。国内における止血材の販売承認時期もさることながら、米国における止血材の治験開始や歯槽骨再建材のFDAとの協議状況なども若干進捗が遅れ気味となっているのは事実であり、今後の動向が注目される。
なお、2015年4月期の新たな取り組みとしては、止血材のグローバル展開を進めるため、南米、中国においてもエリアを拡大し、事業化の準備を進めていく予定だ。南米はCEマークの取得によって、治験の必要がなく販売承認申請を行うことが可能となったため、販売パートナー探しも含めて早期の事業化が期待される。一方、中国では独自で事業化を進めていく方針で、早ければ2015年4月期から治験を開始し、2017年4月期の上市を目指している。南米、中国ともに人口が多いため、潜在的な市場規模が大きい魅力的な市場として同社<7777>では位置付けている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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