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エイジア Research Memo(5):3Qで会社目標に対する業績進捗率は利益ベースで90%超の水準

注目トピックス 日本株

■業績動向

(2)2014年3月期業績見通し

2014年3月期の単独業績見通しは、売上高が前期比15.5%増の900百万円、営業利益が同25.6%増の170百万円、経常利益が同21.1%増の170百万円、当期純利益が同104.5%増の100百万円の見込みとなっている。営業利益では2006年3月期以来の最高益を更新する見通しだ。連結業績もほぼ同様の傾向となるが、第3四半期累計までの進捗状況を見ると、利益ベースではいずれも90%を超える水準となっており、会社計画を上回る公算が大きいと言えよう。

1月以降も企業における売上拡大のための投資意欲は旺盛で、幅広い業種にわたってクラウドサービスの契約件数が伸びており、規模的にも大型案件が増えてきている傾向にある。このため、通期のクラウドサービス売上高も前期比25%増の498百万円という会社計画を若干上回ってくるものと予想される。なお、今期の売上には含まれないが、通販業界大手5社のうちの1社と新たに契約が決まる見通しとなっており、これで大手5社のうち4社、大手10社のうち6社が同社のメール配信システムを導入することになる。一方、導入型に関しても競合他社からのリプレース案件も含めて、引き続き堅調に推移しているようだ。

同社<2352>では更なる売上の拡大を進めるため、新製品の開発強化や営業力の強化を目的に人員の増強しており、第3四半期末の単独ベースの従業員数は64名と前期末比で16名増加した。このため通期でも人件費の増加が見込まれるが、増収効果で十分吸収できる見通しだ。新製品の投入スケジュールに関しては、来期早々にも比較的大型の製品を発表する見込みとなっており、新規顧客の開拓や既存顧客におけるサービスメニュー追加による売上アップが期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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